「クリエーターズアップデート(Creators Update)」とは、ウィンドウズ10の大型アップデートの名前です。更新は自動で行われるため、いつの間にか適用されてしまいます。
それはいいのですが、インストールでブルースクリーンが出る!といったエラーが起きたり、仕様変更でエクスプローラの表示が勝手に変わっていたりします。
ここではエラー対策や仕様変更の情報などを随時まとめていきます。
クリエーターズアップデートとは?
クリエイターズアップデートとは、ウィンドウズ10で比較大規模なシステムのアップデートの名称となります。
3D機能の強化などが大きな目玉となっています。
一方で知らぬ間に既存の機能がなくなったりしますので、利用には注意が必要です。
(更新2018/1/5)
レッドストーン4は、「ウィンドウズ10スプリング・クリエイターズ・アップデート」という名称になるようです。
エラー情報については、面倒なのでこちらのページでそのまま追記していきます。
アップデートのインストールエラー
インストールでブルースクリーンエラー
インストール中にブルースクリーンのエラーが出るというケースが報告されています。
トレンドマイクロのアンチウィルス製品を入れておくとおきる場合もあり、同症例の方は利用していないか確認し、利用しているのであれば一度オフにするといった対策が必要です。
参照:トレンドマイクロ社のウイルス対策ソフト製品を利用している環境に、Windows 10 Fall Creators Update - マイクロソフト コミュニティ
0xc00000bbエラー
あるフォーラムでは、アップデートの適用時に「0xc00000bbエラー」が起きていると報告されています。
この場合、利用ハードで「ASUS X299 MOB」「Samsung NVMe SSD」などが利用されているとのことで、これらを利用している場合には注意が必要かもしれません。
他にも「0x80070490 - 0x20003」エラーなども起きているとのことです。
参考:Beware of Fall Creators Update with a ASUS x299 MOB & Samsung NVMe SSD
WindowsUpdateでエラーになる
設定のWindowsUpdateで更新しようとしても、ファイルのダウンロードやインストールでエラーとなって進まないことがありました。
うちでは、キャッシュファイルを削除することで無事インストールが進めるようになりました。
手順等は以下ページでご確認ください。
クリエイターズアップデートによる仕様変更
クリエイターズアップデート後に仕様が変更されるトラブルについてまとめていきます。
パソコン終了時のアプリが自動で起動する?
Macを使っていると、パソコン終了時点でひらっきっぱなしのソフトが、次回パソコンをたちあげると再度また開くことが便利に思えるかもしれません。
どうやら「Fall Creators Update」を適用すると、ウィンドウズでも同様の状態になるようです。
とはいえ、プライバシーなどの観点で、この機能がイヤというケースもあるでしょう。たとえばブラウザでムフフなページを見ているところでパソコンを終わらたら、次回起動時にブラウザが開いてそのむふふなページがひらいたままになっていたりするからです。
対策としてあるユーザさんは「コマンドプロンプトからshutdown /s /t 0」というバッチでわざわざ終了させているそうです。
何かレジストリ設定とかで戻せる...などの情報があれば、また更新したいと思います。
メニュー文字のサイズが変更できない
メニューの中の文字やデスクトップアイコンのサイズなどが小さい場合、以前のウィンドウズ10では変更を設定するところがありました。
しかしなぜか?その設定は削除されています。
現在はディスプレイ自体の表示倍率の変更が推奨されています。
どうしても文字サイズを直したいという場合には変更のためのユーティリティソフトを使うなどの方法が必要となります。
方法については以下参照ください。
エクスプローラにチェックボックス?
なぜかファイルエクスプローラにチェックボックスが付くようになりました。何か便利になったような、不便になったような....???
オフにすることもできますので、方法については以下参照ください。
クリエーターズアップデート後の不具合
アプリが消える?
「スタートメニューからアプリが消える」という不思議な事態も起きているようです。
ただしアプリ自体はアンインストール等されているわけではないため、マイクロソフトストアを起動してアプリを入れなおそうとすると「すでに入っている」という状況になるとのこと。
対策としては
・「設定>アプリ」で「アプリと機能」タブを選びます。
見つからなかったアプリがこの一覧にり、なおかつ「詳細オプション>修復」といったメニューがあれば実行します。
・アプリを一度アンインストールして再度インストールし直す
...などが推奨されています。
ロック画面の背景が消える?
ロック画面に自分の好きな写真を設定している人もいるかと思います。
この背景が出なくなるというケースが報告されています。
今のところ対策はないようで、単なるバグなのかもしれません。
ディスプレイの不具合
アップデート適用によってディスプレイに影響が出ている人がいます。
「暗くて強いコントラスト」「2モニターでそれぞれで見える色が違う」などの影響が報告されています。
どうやらRGBカラーの設定がリセット?されるなどの影響があるようです。
エッジの不具合
アップデート適用でエッジのほうに不具合が出るケースもあります。
「落ちやすくなる」「サーチ・アドレスバーへの入力が遅くなる」といった症状が起きるユーザがいるようです。
ブルートゥースが認識しない?
うちではブルートゥースヘッドフォンなどを利用しています。
アップデート後に使えなくなったので再度ブルートゥース設定を開きました。
「設定>デバイス>Bluetooth」でアクセスできます。
「+Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」を選びます。
「Bluetoothの追加」を実行すると、「デバイスを追加する」画面がそのまま延々続き、さらにデバイスが1つもみつかってないような感じでした。
現在、ブルートゥースの設定を変更して試したりしていますが、改善はまだされていません。
また対処等わかり次第更新したいと思います。
(更新)
やってたら使いたいデバイスではないブルートゥース機器が表示され、つなげられるようです。
なんと茶の間の4Kテレビが出てきました。最近のテレビはブルートゥースも内蔵なんですねぇと妙に感心したりしなかったり....。
一方でつなぎたかったヘッドフォンはいまだに表示されません。もちろん電源は入れています。
ということで、ブルートゥース自体が使えないということではないようです。
ただし周波数やBTのバージョン?などによってはデバイスが出てこない...という状況です。
引き続き対処をさがしていきます。
(更新)
やはりクリエイターズアップデートにはブルートゥース関連などに不具合があるとされ、一時提供が停止になる場合も出ているようです。
「あるBroadcom製ワイヤレスデバイスを搭載した一部の環境で、Bluethoothデバイスとの接続が途切れ、再接続できなくなる問題があるようだ。」とのこと。
ブルートゥースの認識問題とは若干違いますが、デバイスとの相性に影響が出ているようです。
参考:Windows 10 Creators Update、不具合が認められる一部環境に対し配信を一時停止 - PC Watch
その他の不具合
他にも起動が遅くなった、USBなどを認識しなくなった、モバイルホットスポットが使えなくなった...など色々な症例があるようです。
不具合の解消情報とかあれば、また更新していきたいと思います。
参考:
Windows 10 Fall Creators Update's most common user problems and complaints | Windows Central