ウィンドウズのゲームエンジンがDirectXです。
現在はウィンドウズアップデートへ統合されており、意識することはなくなりました。しかしバージョン確認等したい場合、診断ツールから内容を調べることができます。
DirectXとは
マイクロソフトの提供するゲームエンジンです。
昔は高速な描画処理をゲームメーカーが独自に行っており、機種による差が激しかったです。
しかしマイクロソフトはダイレクトXなるゲーム用のエンジンを提供するようになりました。
開発会社は、ダイレクトXのライブラリを使ってゲームを作成すれば、機種による差がおきにくくなり、ゲームの不具合を減らすことができます。
ダイレクトXは以前は単独でインストーラが提供されていました。
しかしウィンドウズ10ではウィンドウズアップデートで自動的に更新されるため、ダイレクトX単体でバージョンのアップデータなどは提供されていません。
ウィンドウズ10でダイレクトXを確認する
「ウィンドウズキー+Xなどで」「ファイル名を指定して実行」を開きます。
続いて、「dxdiag」と入力して実行します。
すると「ドライバがデジタル署名されているかどうかを確認しますか?」と出ます。
意味はよくわかりませんが、とりあえず「はい」で進めました。
システム
システムタブでは、OSやCPU、メモリ、そして下のほうにダイレクトXのバージョンが記述されています。
執筆時現在はダイレクトXはバージョン12となっています。
ディスプレイ
ディスプレイ1,2はグラフィックドライバーの情報をチェックできます。
下のほうにダイレクトドロー、ダイレクト3D、AGPテクスチャそれぞれのアクセラレータに対応しているかどうか表示されます。
ディスプレイ2では、nVidiaグラボの情報が記述されていました。
サウンド
サウンドではサウンドドライバの情報が確認できます。
デバイス
最後の入力は入力デバイス。コントローラがあればそちらの情報も出ると思います。
この診断ツールはあくまで情報を確認するためのもので、ここで編集や修正・更新は行いません。
しかしPCのシステムまわりが整理されて紹介されています。
ゲームの不具合でサポートに相談するときなどは、この画面の情報は役立つ場合があるかもしれません。