Drawboard PDFは、PDFを作ったり、開いて描画ツールでお絵かきしたりできる多機能PDFツールです。有料ソフトですが無料でお試しすることもできます。
ここではDrawboardの使い方や機能を紹介していきます。パレットはちょっと癖がありますが、慣れれば使いやすいと思います。
Drawboard PDFとは?
ウィンドウズ用のPDFソフトです。マイクロソフトストアから入手できます。文字のハイライトや描画などは便利ですし、PDFビューワとしてももちろん使えます。
レビューでは結構落ちるという意見があるので、先に体験版で試しておくとよいでしょう。うちで使った感じでは一度も落ちませんでした。動作が特に重いということもありませんでした。
無料で使える?
有料アプリですが無料体験版があります。正規版は9.99ドル(約1000円)です。
Drawboard PDFの使い方
起動するとこんな感じ。
フォームに何も記入せずに進めても次のページへ行けました。デジタルペンを使っているか聞いてくるので、PCの場合は右を選ぶとよいでしょう。
ファイル操作
ファイルを開く・作成
メイン画面はこんな感じ。
「+」ボタンを押すとファイルを選択できます。よく使うフォルダーを登録しておけば、そのフォルダ内のファイルがすぐ選択できるようになります。
「白紙のドキュメント」を選べば、サイズを選んで真っ白なPDFファイルを作成できます。
ページの表示
ファイル関連のメニューは左上にあります。
左側のアイコンから「表示とレイアウト]を選ぶことで表示方法を変更できます。
例えば「単一ページ」なら1ページごとの表示で、「見開きページ」なら両面見開き表示となります。
「ページに合わせる」ならページを画面内に収めるように、「幅に合わせる」なら横幅だけ画面にあわせるように、「高さに合わせる]なら高さを画面にあわせます。
ページ単位でサムネール一覧を出すには「pages」アイコンをクリックします。
ページの回転
ページで個別ページのメニューを開くと「時計回りに回転」「反時計周りに回転」といった機能を実行することができます。
ページの追加・削除
ページのサムネイルでメニューをクリック。
「新規ページを挿入」というのがあるので実行。
すると追加ページ数や配置、サイズなどを指定してチェックマークで追加します。
メニューから「ページを削除」を実行するとそのページだけ消すことができます。
ページの検索
左のバーにある虫眼鏡アイコンで検索できます。
実行すると、該当箇所の一覧が出るのでクリックで移動できます。日本語の検索語も大丈夫でした。
保存、終了
「document options」 のアイコンから保存、終了を選ぶことができます。
印刷もできます。
パレット
Drawboard PDFでは、円状のインタフェースから操作を行います。
パレットはクセはあるものの、よく使う機能をすぐ呼び出せます。慣れると非常に使いやすいです。
パレットの使い方
ペンや挿入などの項目が並んでいて、ダブルクリックで選択します。
中央を押すと...
小さくなります。使わないときはこのように小さく表示しておくとよいでしょう。もう1度クリックすると大きくなります。ドラッグで位置を移動できます。
消しゴム
ペンで書いた文字を選択することで消すことができます。
各項目はそれぞれサブメニューがあります。円の縁のところに「>」マークがあるのでクリックしてみましょう。
消しゴムで「>」ボタンを選ぶと...
消す大きさのサイズを選択する設定が開きます。円の中央を押すと前の画面へ戻ります。
パン
パンのところで「>」メニューを選ぶと選択方式を変更できます。
ペン
ペンを選ぶと、後は画面上に自由にお絵かきできます。
「>」メニューを選ぶと色やサイズ、不透明度などを変更できます。
ペン2
ペン2では、マーカーのような太くて透明な線を描きます。
強調表示
強調表示されたラインを描いたりできます。
テキスト強調表示
選択した文字に装飾をつけます。
初期状態では、文字選択するだけで以下のようなハイライト表示をします。
「>」メニューから装飾を打ち消し線に変更したりできます。
パレットから挿入
メモなどの挿入を行えます。
文字
Textを選んだあと、用紙の上をドラッグして位置を決めます。
すると文字が打てるようになります。
画像
パレットで「Insert>Image」で画像を選べます。
ファイル(File)を選び、用紙上をクリックするとファイル選択が出るので画像を選べばOKです。
署名
パレットから「Insert>Signature」を選び、用紙上をクリックします。
ダイアログが出てくるので「NewSignature」を選び、名前や社名をいれて署名を作り「Insert」で挿入します。
パレットの詳細設定
パレットに「詳細」があり、これは設定用のパネルを表示します。パレットにある機能もこちらから行うことができます。
パレットが使いにくい場合はこちらを使うのがおすすめです。
以下のようなパネルが開きます。
選択
選択タブのところで、選択方式(投げ縄・文字など)を変更できます。
描画
描画のところからペンや直線、四角形や円形といった図形を選ぶことができます。
挿入
文字や写真の挿入を行えます。
測定
定規などを選択できます。ただしこれはPRO版の機能となります。
ショートカットキー
以下のようなたいていのアプリがサポートしている標準的なものはドローボード内でも利用可能です。
- コントロール+O:ファイルを開く
- コントロール+Y:アンドゥ
- コントロール+Z:リドゥ
- コントロール+X:カット
- コントロール+C:コピー
- コントロール+V: ペースト
Drawboard PDFの不具合
英語のまま?
左下の設定を開き...
「View and layout」タブで下のほうにLanguageがあります。
利用者の方によれば、ウィンドウズ自体のアップデートをかけないと日本語メニューが出なかった事例がありました。
うまくいかない場合には念のためウィンドウズアップデートを完了して最新の状態にしてからお試しください。
起動しない・落ちる
うちのウィンドウズ10PCでは問題なく動作はしています。
ただしレビューを見ていると、動作が不安定で、落ちてしまうことも多々あるようです。
無料利用できますので、動作的に問題ないかまずは確認してから購入されるほうがよいでしょう。
80240024エラー?
インストール時のエラー。
マイクロソフトストアのエラーのようです。
「設定>アプリと機能>Microsoft Store>詳細オプション」で「リセット」を実行してから再度インストールしてみましょう。