Lens Studioはスナップチャット用レンズを自分で作れるソフトです。
無料で入手できます。
Lens Studiotとは?
Snapが無料で配布しているAR作成ソフトです。
スナップチャット用レンズを作成することができます。
ダウンロード
以下より入手できます。
チェックボックスにチェックを入れると「Download」が実行できます。
ウィンドウズ版、マック版が選べます。
Download Lens Studio (snap.com)
TikTok EffectHouseとの違いは?
基本的な作業手順などは大体似ています。
Snapのほうでは
・選んだ物体を削除
・フィジックス対応
・文字入力
・スピーチ認識
・スナップML(機械学習のルールをさらに追加可能)
....などがありAR的には高機能な印象です。
AR機能についてはスナップのほうが進んでいる印象です。
が、TikTokではよく使われる機能をビジュアルスクリプティング環境を使うことでプログラム慣れしていない人でもエフェクトが作りやすくなっています。
AR機能をガシガシ試したい人はスナップを、こういう開発は初めてという人はエフェクトハウスのほうがむいていそうです。
Snap Lens Studioのの使い方
起動したらスナチャアカウントでログインします。
まだ日本語版はないようです。
テンプレートやサンプルが豊富にあります。
新規プロジェクトは左側の「New Project」を押します。
すると作成画面が開きます。
Objects
「Tiktok Effect House」でいうヒエラルキー。
画面に配置されるオブジェクトを管理します。
親子関係やレイヤーの管理も行えます。
Resources
「Tiktok Effect House」でいうアセット。
利用する3D、画像、スクリプトといったファイルをロード、管理します。
Scene
オブジェクトがどのように配置されるか3D空間として確認できます。
左上に2D,3Dの切り替えがあります。
Logger
ログ画面。
Inspecter
ObjectsやResourcesで選択したオブジェクトの位置や色といった属性を変更できます。
Preview
プレビュー画面。
上のバーから、いろんなサンプル動画を切り替えることができます。
動画が豊富なので、タブ?で探すと便利です。ウェブカムへ切り替えも可能。
Snapchatでみるには、右上の「Preview Snapchat」ボタンを押します。
するとコードが表示されるのでスナップチャットのカメラで映し出し、デバイスとの紐づけを終了させます。
あとは「Send to Snapchat」を実行します。
保存
File>Saveから保存します。
保存名をつけると、その名前のフォルダが作られて必要なファイルが生成されます。
EffectHouseと同じ感じ。
アップするにはFile>Project Infoで先にタイトルなどを設定します。
ヒントには「笑う」「口を開ける」などレンズのトリガーとなるやり方を指定しておきましょう。
プレビューでは使用例を簡単に作ることができます。
完成したら登録してみましょう。
File>Publish Lensを実行。
ウェブ上でディテールを登録します。
カテゴリー1,2、タグ(英語、数字のみ)、スキャントリガーを選びます。
Snapのレビューが通れば公開されます。
Snap Lens Studioの作例
3Dのインポート
Blenderなどで3Dデータを作ります。
ファイルをResourcesへドラッグすると、どの項目をアクティブにするか選んでからインポートできます。
対応3DはFBX,OBJなど。
インポートしたらメッシュデータをObjectsへドラッグします。
これでシーン上にデータが現れます。インスペクター画面で位置や大きさを調整。
プレビューのほうでも確認できます。
サイズは一応実寸ぐらい(xセンチ)で作ってから調整したほうがよさそうです。
ヘッドトラッキング
コードを書かなくても、ヘッドトラッキングに3Dオブジェクトをぶらさげれば体の動きに同化させることができます。
Objectsの「+」から「Head Biding」を選びます。
「Head Binding」のうえに3Dオブジェクトをドラッグして関連付けます。
インスペクターで大きさや位置を調節。
するとプレビューのほうでも顔の位置に3Dオブジェクトが連動して表示されます。