QAサイトを運営する米国QuoraがChatGPTのような会話AIアプリをリリースしました。
特徴として複数のチャットエンジンを搭載していて、ユーザは選ぶことができます。
Poeとは?
QAサイトのQuoraがチャットボットアプリPoeをリリースしました。
アイフォン版アプリ(Poe App)が利用できます。
起動したら電話番号認証。日本は+81につづけて自分の場の番号を入れます。
SMSがきたらいれます。
次はメール登録。こちらも認証コードがきたら登録。
こんだけやってウェイティングリスト入り。
とりあえず正式ローンチを待ちましょう。
(更新 2023/3/4)
PC版が公開されました。
POEの使い方
ウェイティングリストに登録したら、利用可能となったので紹介しておきます(ということは日本から登録しても大丈夫です)。
入力画面は以下となり質問に回答してくれます。
メニューをタップすると
- Sage
- Heron
- Dragonfly
などの見慣れない名前があります。
説明によれば、それぞれが別のチャットボットAIとなっているのだそうです。
SageとDragonflyはOpenAIを利用しています。
OpenAIはChatGPT提供元ですから、AIの機械学習モデルは大体同じと思われます。
HeronはAnthropic提供のチャットエンジンだそうです。
このように複数あれば、それぞれの得意・不得意に応じて使い分けできます。
また、1社だけのエンジンに頼ってしまうと、ライセンス料が急にあがったりすると提供が難しくなる場合があります。その点、複数のエンジン搭載していればリスク軽減にもなるのでしょう。
Sageさんは日本語で質問すると、日本語で回答してくれます。
Heronさんだと、日本語はわからないとなります。
Claudeへの対応
以前あったAnthropic提供のHeronは、Claudeとなったようです。
また上位版のClaude+の提供も始まっています。
AnthropicもOpenAIのように自然言語やチャットボットを開発している企業となります。
OpenAIはマイクロソフトがかなり支援していますが、ClaudeはGoogleが応援しているようです。
Poeならどっちも使えるので別にいんですけどね。
ChatGPT4対応について、課金について
(更新 2023/3/15)
PoeのほうでChatGPT4への対応がなされました。
ただし無料の場合かなり回数は使えません。1日1メッセージまで。
7日間のトライアル後は年間3万円(月あたり2500円)の課金となります。
課金をすればChatGPT4は300メッセージ、Claude+は1000メッセージまで利用できます。
GooglePaLM
対応しました。
感想は?
複数のチャットモデルを持っているうえ、OpenAI提供のものもあります。
現時点のチャットボットアプリとしては高機能といえるのではないでしょうか。
また、Quoraは日本でいう「知恵袋」のようなサービスです。
重複するような質問を防ぐ...など利用者に使いやすいサービスを提供しています。
そのQuoraでさえ、いちいち質問をさがして、複数の回答からいいものを自力で見つけないといけないのが現状です。
今後Quora自体もAIチャット化していくのかも注目点となるでしょう。
そのほかのAI自動生成サービス一覧はこちら。