Power Automate Desktopを使えば、通常バッチを書いたり、タスクマネージャーを使って処理するようなことも記述することができます。
アプリの自動化
アプリを起動する
アクションで「システム>アプリケーションの実行」をフローに追加します。
アプリケーションパスでファイルアイコンを押してアプリケーションの場所を指定します。
コマンドライン引数にも対応しています。引数とは「 -v」などアプリケーションの起動時にパラメータを追加して渡すためのものです。
後はこれを実行してアプリが起動するのを確認してみましょう。
なおエラー発生時の処理も指定できます。
まず「エラー発生時」をクリック。
すると「エラーが発生した場合にアクションを再試行する」などのオプションがあります。
詳細を押すと、さらに「アプリが見つからない場合」や「アプリが開かない場合」など個別にルールを追加することもできます。
アクションの「システム>プロセスを終了する」を使って、アプリを終了させることもできます。
ウィンドウを取得する
起動したウィンドウの情報を取得することができます。
「UIオートメーション>Windows>ウィンドウの取得」をフローに追加します。
ウィンドウの取得で「フォアグラウンドウィンドウ」にすれば、一番手前のウィンドウを取得します。
実行後、ウィンドウのタイトル名が「WindowTitle」として取得できていれば動作が確認できます。
パソコン処理の自動化
シャットダウン
パソコンをシャットダウンさせることもできます。
これなら、定時にPCはオフにするといった処理もできます。
アクションで「コンピュータのシャットダウン」を選びます。
オプションで「強制」をオンにすると、ファイルがまだ保存されてないような場合でも強制的にシャットダウンを実行します。
試す場合は、フロー自体を先に保存してから動作確認しましょう。
アクションの「システム>ユーザーをログオフ」を使って、ログオフを実行することもできます。
スクリーンショットをとる
最近はリモートワークが多いため、管理用に定期的に社員のパソコン画面をキャプチャーしておきたいという場合もあるでしょう。
PADのスクリーンショット機能を使えば、定期的に画面キャプチャしてファイルへ書き出すこともできます。
アクションで「スクリーンショット」をフローに追加します。
保存先に「ファイル」を選択すれば、特定のフォルダに画像ファイルを随時保存させることができます。
Power Automate Desktopの導入方法や基本的な使い方については以下参照ください。