ユーチューブ動画の作成でポピュラーなのがパワーディレクター(Power Director)です。コスパはそこそこで、比較的使いやすいです。たまに落ちるのでその対策などをまとめてみました。
Power Directorとは?
Cyber Linkよりリリースされている動画編集ソフトです。
価格は1万円ぐらいですが、機能が豊富で、使い勝手もまずまずです。
ユーチューブ動画の作成に利用している人も結構多いです。
公式サイトはこちら。
Power Directorの不具合
Power Directorがインストールできない?
Power Directorを選定した理由が、うちの低スペックノートPCでもそこそこ動くということでした。
ウィンドウズ8(64ビット)、CPUはセレロン2.16GHz、メモリ4GB、HD400GB程度です。
これで問題なくインストールできています。
製品の動作環境はWindows7以上 (64-bit OS 版推奨)。メモリは2GB 以上 (6GB 以上推奨)、ハードディスクは7GB 以上です。
PCが対応しているかいまいちど確認してみましょう。
ソフト自体はいろんなプリセットデータがあってファイルサイズが大きいです。
インストールする前に「デフラグ」などでオプティマイズしておくといいように思います。
Power Directorがよく落ちる?
うちで使っていると、たまにPowerDirectorが落ちてしまいます。
公式サイトFAQはこちらです。
カスタマーサポート - フリーズ、クラッシュ、強制終了してしまいました。 | CyberLink
複数アプリを起動しない
動画の編集時では、画像編集ソフトや音声編集ソフト、動画再生ソフトなど複数起動することが多いと思います。
が、メモリを積んでないPCではやはり厳しいと思います。
うちでも複数アプリを起動しているときにはPower Directorが落ちやすい気がします。
急に落ちるので、毎回確認しているわけではありませんので経験則的にという感じですが。
設定を確認する
設定で動作に影響しそうな項目には以下があります。
プレビュー画質が低いほどメモリ利用量は減ると思います。
落ちやすい、あるいはプレビューが遅いという場合には、「表示>プレビュー画質」を変更してみましょう。
ハードウェアアクセラレーションを使ってかえって動作が不安定になる場合が想定されます。
「設定>ハードウェアアクセラレーション」には「OpenGLを有効」にしたり「ハードウェアでコーディングを有効」にする設定があります。
ここをオン、あるいはオフにして動作が安定するかどうか確認してみるとよいでしょう。
ムービーを小分けにして作る
一度に10分以上の長いムービーを作ると、ライブラリに読み込む画像や音声がたくさんになったりしてたくさんのメモリを使います。
1、2分程度のムービーを作り、最後に1本化してまとめるという作り方をしたほうがメモリにやさしくなります。
うちでは、1分程度のムービーを作り、最後に1本化して10分程度のムービーにまとめるというやり方をしています。
いずれもファイル形式は「H264AVC, MPEG 1920x1080 30p」で作っています。
気になる画像劣化ですが、見た感じ劣化が感じられるほどにはなりません。
また出力時間ですが、一度エンコードしたムービーを複数くっつけた場合、すでに各ムービーがエンコード済のせいか?思ったより早いです。
自動保存を利用する
まったく落ちないようにするのはできるかどうかわかりません。
落ちて困るのが、そこまでのデータが利用できなくなることです。
Power Directorには自動保存の機能があるので、やはり利用しておいたほうがいいと思います。
エクスポートできない?
エクスポート中はメモリやCPUを結構使うと思います。
他のソフトはなるべく起動させないようにし、CPUやメモリがきちんと稼働できるようにしましょう。
特定のフォーマットにしてエクスポートできない場合は、
・別のフォーマットにする
・圧縮率を下げる
・出力画像サイズを小さくする
...などしてエクスポートできるかどうかを先に確認しておくとよいでしょう。
メディアソースエラー「エラーコード2」
読み込んだ動画のフォーマットが、PowerDirector対応出ない場合に出ます。うちでは「MP4」ファイルですが、この表示が出ました。
対策としては動画ファイルを変換しなおしてから読み込むということになります。Power Diretorが読み込みできる動画フォーマットは、
- mpeg
- mpg
- mpe
- dat
- avi
- wmv
- mov
- vob
- vro
- asf
- dvr-ms
- wtv
- mod
- mp4
- m2ts
- m2t
- mts
- 3g2
- 3gp
- flv
- mkv
- tod
- tpd
- ts
- trp
- webm
などです。
今まで正常に使えていたファイルをインポートして利用する際でもこのエラーが出る場合には、Power Director自体の異常が考えられます。最新版へのアップデートや再インストールなどを試してみましょう。
うちでは、今まで大丈夫だった映像ファイルでも同様のエラーがでたことから、一度PowerDirectorをアンインストールの上再インストールしたらでなくなりました。
ただ、影響あると嫌だなぁと思って、「グラフィックアクセラレーション設定」「シャドウファイルを有効」といったダイアログはスキップしました。そちらが影響していた可能性はあります。
作業効率をアップするには?
作業時間を効率的に行うのも大事なことです。
使わないものは非表示にする
Power Directorには文字やビデオオーバーレイ、トランジションやパーティクルエフェクトなどが豊富にプリセットされています。
しかし、実際によく使うもの以外を非表示にしておくと、スクロールしたりして目的地に到達する手間を減らすことができます。
消したいアイテムを右クリックし「ライブラリ非表示」を選べばOK。
アイテム以外の場所を右クリックし、「すべて再表示」でまた表示しなおすことができます。
また、あるプロジェクトでライブラリ非表示にした後、別のプロジェクトを開いた場合でも非表示のものは隠されたままになっています。
プロジェクトごとに設定ではありません。
所要時間の初期設定を活用する
例えば「設定>編集」で画像ファイル、トランジション、タイトル、エフェクト、字幕を配置したときの初期設定値を指定できます。
これをよく使う長さにしておけば、これらを配置したときの所要時間を変更する手間を省くことができます。