Robloxは、比較的年齢が低めのマイクラといった感じです。Robloxではスタジオというソフトが提供されています。これを使えば、自分でワールドをつくってRobloxにアップするといった使い方も可能です。
Roblox Studioとは?
LEGOをオンラインゲームにしたらこんな感じ...という雰囲気のサンドボックスゲームです。
ユーザは自由に世界を作ってアップすることができます。
なかにはそれだけで年間●●●●万円稼ぐユーザもいるようです。
RobloxではRobloxスタジオというエディタを無料でダウンロードできます。
スタジオを使えば、ゲームを作ってサーバへアップすることができます。
ダウンロード
まずはRobloxのサイトへアクセス。
Createのページを開きます。
ログインし、Robloxスタジオをダウンロードします。
アカウントがない場合は先に作成しましょう。
日本語化は?
Robloxゲームのほうは日本語化されています。
しかしRobloxStudioはまだ対応していません。今後の対応に期待しましょう。
(更新 2021/11/3)
米で教えてもらったように、しれっと日本語化されていました。
Robloxでゲームを作る
ダウンロード後起動するとテンプレートがたくさんあります。
中にはゲームのテンプレートもあります。
テンプレート
アスレチックコースのサンプルです。
Bobby
下に落ちないようにとびとびに用意しているプレートへジャンプして移動するコースです。
地味に難しいです。落ちると、途中のポイントから再戦となります。
Line Runner
スペースキーを押すとゲームスタートです。
アバターは自動で走り出すので、ジャンプなどの操作をユーザが行います。
結構反射神経を使うゲームです。
Infinite Runner
今度はLine Runnerを、アバターをカメラが追いかけるような後方からの視点でのアスレチックゲームです。
Capture the flag
いわゆる旗取りゲームです。
Racing
車に乗り込んでレースをプレイできます。
Combat
中央に武器がもらえるゾーンがあります。
そこで剣や銃、ヘルスを取得して戦いあいます。
FFA(デスマッチ)
ミサイルランチャーを武器として利用できるFree for All、いわゆるデスマッチプレイが行えます。
Create and Destroy
ゴジラ気分で、どちらがより多くの建物を破壊できるかというゲーム。
建物をクリックすると破壊できます。
ゲームの実行と停止
Robloxスタジオのいいところは、作ったゲームをすぐにプレイして確認できることです。
プレイボタンが上のほうにあります。F5キーを押すことでもスタートします。
「テスト(TEST)」タブで「プレイ(Play)」を押しても実行できます。
ゲームを開始すると、その中をアバターで歩き回ることができます。
自分のキャラクターは、WASDキーで移動します。
カメラはカーソルキーを使うことで視点を動かすことができます。
テストをやめて戻る場合は、上にある赤いストップボタンを押します。
シフトキーを押しながらF5キーを押すことで止まることができます。
また、「テスト(TEST)」タブで「停止(Stop)」を押すことでも停止できます。
保存する
出来たデータは途中であっても保存して残しておきましょう。
ファイル(FILE)メニューで「ファイルに保存(Save File)」を実行。
名前を付けて保存します。
あとは「コントロールキー+S」を押した段階で保存できます。
ステージを作る
ではステージ=舞台から作っていきましょう。
画面表示の操作は
・直進、後退はW、S
・マウスホイールでズーム(O)、
・右ドラッグで回転、(Q,Eキー、<>キー)
・ホイールボタンドラッグでスライド(上下はQ,E)
など。
画面を操るのは結構面倒ですが、パーツを選んで「F」を押すとそのパーツを自動的に中心へもってきてくれます。
物体を作る
物体を配置する
ツールボックスアイコンを押すと、いろんなオブジェクトが格納されているパネルが開きます。
ツールボックスからステージ上にドラッグすれば配置できます。
あとは、クリック後に現れる矢印キーを使って位置を変更したりできます。
「ホーム(Home)」タブで「パーツ(Part)」の下矢印をクリックすれば、「ブロック(Block)」「球体(Sphere)」「三角柱(Wedge)」「円柱(Cylinder)」があります。
ためしに「球体(Sphere)」を選ぶと、このようにステージ上にボールが作られます。
色を付ける
今度は「ホーム」タブで「素材(Material)」や「色(Color)」を変更できます。
試しに素材を小石にすると
こんな風にすぐ変化。
色も変更できます。
複製・削除
ものを選んだ状態で「Delete」キーを押すと削除になります。
者を選んだ状態で「コントロールキー+D」で複製、つまり同じものをもう一つ作り出すことができます。
これらの機能は便利ですが、間違ってせっかく作ったものを消してしまうこともあるでしょう。
そんな時に便利なのがアンドゥとリドゥです。
元に戻す場合は「コントロールキー+Z」で「アンドゥ」を実行します。「アンドゥ」を繰り返すと、1工程づつ戻っていきます。
やり直す場合は「リドゥ」で「コントロール+Y」で実行します。
ものを編集する
移動・回転・拡大
今度は置いたものを動かしたり回したりしましょう。
移動は「ホーム(Home)」または「モデル(Model)」タブにある「移動(Move)」アイコンをクリックします。
すると補助線がでるます。補助線はそれぞれの向きにだけ動くので、移動先を指定しやすいです。
拡大や縮小は「スケール(Scale)」を選びます。
すると拡大縮小用の補助線が出てきます。
回転の場合は回転(Rotate)を選びます。
すると回転用の補助線が出てきます。
出現場所を設置する
ゲームの開始地点を指定することもできます。
ステージ上で右クリック。
「オブジェクト挿入(InsertObject)」で「スポーン場所(Spawn Location)」を選びます。
スポーンとはゲーム開始時に自分が生まれ出てくるところという意味です。
好きな場所へ移動ツールを使って動かします。
F5キーを押すなりしてゲームを実際に動かします。
すると設置した場所に自分が登場します。
名前を付ける
作ったアイテムは、右側のツリー画面で「ワークスペース(Workspace)」の中にも表示さえれます。
ステージ上で物を選択するとツリー側でも選択されます。逆にツリー上で選択すると、ステージ上のものが選択されます。
名前は自動的につくのですが、覚えやすいように名前を付けなおすと管理が楽になります。
選択状態で画面右下のプロパティを見てみます。
するとその物体の名前などの情報が一覧できます。
名前(Name)のところは自由に編集できるのでわかりやすい名前にしておきます。
グループ化
建物を複数のパーツを組み合わせて作った場合、移動させるのに1パーツづつとなるとかなり手間です。
そこで、複数のパーツを1つのパーツのように扱えるのが「グループ化」です。
グループにするのは簡単で、シフトキーを押しながらまとめたい物体を次々とクリックしていきます。
あとは「コントロールキー+G」を押します。
グループ化すると、選択したものが1つのボックスのような状態となります。
さらに、右側のツリー画面でも個別の物体を含む新たな物体が形成されます。
移動などはこの親の物体を選択して行えば、一度に動かすことができるわけです。
グループを解除するには「コントロールキー+U」を押します。
作ったものが落ちてくる?
ゲームを実行すると、重力が効いてしまい、作ったものが落ちてきます。
これを防ぐのがアンカー(Anchor)という機能です。
物体を選んでアンカーを選択状態にすると、その物体はゲームプレイを始めても地面へ落下することはありません。
効果を追加
「Model(モデル)」タブの右端のほうに「Effect(エフェクト)」があります。
ブロックを置いて選択してから「Fire(炎)」を追加すると、以下のように燃えさかるブロックとなります。
炎だけ表示したい場合は、ボックスを選び「Trasparency」を1にします。
消すには、エクスプローラ画面でFireを選んでDelete(削除)します。
Smoke(スモーク)を追加すると、霧のように真っ白に。
Sparkle(火花)を追加するとこんな感じ。
パーティクルを追加
効果で「ParticleEmitter」を追加するとこんな感じに。
パーティクルの向きや速さは変更可能です。
例えばParticleEmitterを選んで、「SpreadAngle(飛散角度)」を180にすると、広範囲に飛び散ります。
スクリプトを追加
スクリプトを書くことで、より細かい、思い通りの操作を追加することができます。
スクリプトはLUAに準じており、LUAを利用してプログラミングできるアプリはほかにもあるので知っておいて損はないと思います。
地形編集
Home(ホーム)タブにあるEditor(エディター)を押すと地形ツールのパネルがでてきます。
Create(クリエイト)では、パラメーターを設定して「Generate(生成)」ボタンを押すだけですぐ地形が作成されます。
作り直す場合は「Clear(クリア)」で消去してからのほうがよいでしょう。
Map Settings(地図設定)では位置や大きさを設定できます。
Material Setting(マテリアル)では地形に使う自然の要素を指定できます。
Water(ウォーター)のみにすると海洋になります。
Plains(平地)。Caves(洞窟)がオンだと亀裂の入った状態で作成されます。
Dunes(砂丘)。
Mountains(山岳)
Arctic(北極)
Marsh(沼地)
hills(丘陵地)
Canyon(峡谷)
Lava(溶岩地)
シードは特定の数値を入れると、数値のパラメータに対応した同じ地形が再現されるというものです。
インポートではカラーマップにも対応しているようです。
カラーマップでは色の濃淡がそのまま地形データになるものだと思います。
作った地形をさらに編集することもできます。
「Region(地域)」を選ぶと、指定した範囲だけ編集できます。
Select(選択)で範囲を指定。
あとは
- Move(移動)
- Resize(リサイズ)
- Rotate(回転)
- Copy(複製)
- Paste(貼り付け)
- Delete(削除)
- FIll(埋め尽くし)
などを行いましょう。
Edit(編集)タブのほうでは、ペイントソフトのブラシのようなもので地形を編集できます。
AIを使うには?
「AI搭載コード補完」「素材生成」にチェックを入れます。
規約に同意する必要があります。
この後スタジオを再起動します。
コード生成で利用するには、スクリプト中に「--」でコメント分を入れると提案があります。
提案が出たら「タブキー」で確定します。
こちらにもあるように上2行ぐらいはスクリプトを入れてないと稼働しないようです。
素材生成で利用するには、「ホーム」の「素材生成」から実行。
プロンプトを入れるとマテリアル候補が表示されます。
選んでApplyで
物体に適用されます。
ゲームを公開する
公開
作ったゲームは最終的にロブロックスのサーバへアップして公開することができます。
発行とは、ロブロックスのサーバへゲームをアップすることになります。
すると、ゲームを公開して他の人に遊んでもらうこともできるようになります。
「File>Game Settings」を開きます。
BasicInfoでは名前や説明、アイコンを指定します。
Permissionではゲームの公開範囲です。
Privateなら自分だけ、Publicなら一般公開、Friendsは招待のみ(たぶん)。
Monetizatioは、有料課金がある場合に設定します。
Securityはセキュリティ設定。普通はこのままで大丈夫でしょう。
Worldでは重力や歩く速度の初期設定を指定できます。
では発行してみましょう。
「File」メニューから「Publis to Roblox」を選びます。
あとは
名前:Name
解説:Description
作者:Creater(Meは自分)
ジャンル:Genre
動作環境:Devices
を設定して「Create」を実行します。
無事発行されると、以下のような画面になります。「Close」で閉じます。
設定はロブロックスのサイトへアクセスし、「制作」メニューで「My creations」のところにゲームがあります。最初は「Private(プライベート)」となっています。
設定を変更するには、歯車メニューで「Configure Game(ゲームの設定変更)」を選びます。
「Edit(編集する)」ボタンを押すとロブロックススタジオのほうが起動します。
「Basic Settings(基本設定)」で「Publix(一般)」にすると誰でもアクセスできます。
削除
ロブロックススタジオのマイゲームからゲームを選び、「アーカイブ」を実行します。
完全な削除はありませんが、アーカイブされることで完全非公開となります。
その他
インストールできない
ダウンロード、インストールを実行したのにうまくインストールできないという場合、ログインしていないからかもしれません。
先にRobloxのページへ移動し、ログインしておきましょう。
そのうえでインストーラを起動してみましょう。
Saveできない?
RobloxStudio終了時に保存しますか?とでるのでOkすると、今度は「オンライン保存に失敗しました。接続を確認してください」と出ます。
うちでは何度やってもだめでした。
ただしこの場合、一応ローカル(PC内)に保存しておけば作業データ自体は大丈夫だとは思います。
ショートカット一覧
定番
コントロール+Z:アンドゥ(1つ前の状態にもどす)
コントロール+Y:リドゥ(アンドゥした後に使い、1つ先の動作へ進めなおす)
コントロール+C:コピー(選択アイテムを複製)
コントロール+X:カット(選択アイテムを複製するが、選択アイテムは削除)
コントロール+C:ペースト(コピーまたはカットした複製されたオブジェクトを配置)
コントロール+P:クイックオープン
書類:
コントロール+N:新しくファイルを作る
コントロール+O:ファイルを開く
コントロール+F4:ファイルを閉じる
コントロール+S:ファイルを保存
ゲーム動作
F5:再生。再生中はもう一度押すと一時停止と切り替えできます。
シフト+F5:ゲーム停止
オブジェクトの操作
1:選択用カーソルキー
2:移動モード
3:拡大縮小モード
4:回転モード
5:トランスフォーム
オブジェクトの属性
コントロール+G:グループ化(複数のオブジェクトを1まとめに)
コントロール+L:ロック