ウィンドウズは日々進化しています。
そこでいろんな新しいサービスが組み込まれています。
ここでは、UWP(ユニバーサルアプリ)やSモードなど、新しい名称のサービスについてその内容をまとめていきます。
UWPアプリとは?
UWPとはユニバーサル・ウィンドウズ・プラットフォームのことです。UWPに準拠したアプリがユニバーサルアプリ、またはUWPアプリとなります。
今までのウィンドウズのソフトは、開発会社が個別に開発や配布、更新、課金などをしていました。
しかしスマホでiTumesやグーグルPlayストアのように、販売や管理が一元化されているとユーザも利用しやすくなっています。
同様に、ウィンドウズ向けアプリでもUWPに対応するとマイクロソフトストアから販売できるようになります。
ユーザもアプリを探したり、インストールやアンインストールといった作業が楽になります。
メリットは?
UWPアプリの場合、メリットは以下のように大きいです。
マイクロソフトストア経由で販売できる
iTunesやグーグルプレイストアのように、販売が一元化されます。ユーザはアプリを探しやすくなります。開発側も手間が省けます。
インストール、アンインストールが楽
今までのウィンドウズアプリでは、とにかくインストールやアンインストールが面倒でした。
UWPアプリの場合、「ストア」というアプリがインストール作業を実行してくれますから楽ちんです。
また、コンパネからいちいちアンインストールしなくても、スタート画面で右クリックし、アンインストールを選ぶだけでアンインストールできます。
課金が楽
購入する場合には、「ストア」アプリ上ですむので楽です。
共有が楽
UWPを入れると、共有の選択肢が増えます。例えばエッジで共有を使う場合、フェイスブックアプリを入れるとフェイスブックでも共有できるようになります。
デメリットは?
起動が遅い?
UWPアプリはいずれも起動がちょっと遅い印象がします。
UWPにするとどうしても遅いのか、個別の作り方の問題なのかはちょっとわかりません。
払い戻しがない
現在マイクロソフトストアでは払い戻しがありません。
グーグルプレイのように一定時間内で払い戻しが可能になれば、アプリが起動しない場合などに便利です。
今後規約の改善などに期待したいところです。
アプリが少ない
まだまだアプリ数は多いとはいえません。
特にユーティリティ系はいまいちです。
今後に期待しましょう。
UWPを開発するには?
現在マイクロソフトでは、以前のウィンドウズソフト(Win32アプリ)をUWPへコンバートできるツールや、オンラインからURLを指定するだけでUWPを作れるサービスなどを展開しています。
よって開発自体も楽になっており、アプリ数が増加することが期待されます。
Sモードとは?
ウィンドウズ10ではSモードなる機能が導入されることが発表されました。
これはウィンドウズ10のSエディションの仕様を利用できるモードです。
Sモードに設定されていれば、アプリはUWPしかインストールできないなどの制約が生じます。
一見すると「Sモードにすると、多くのソフトウェアが利用できないじゃん!」とデメリットのほうが目につきます。
しかし会社で使うパソコンのように、変なソフトをどんどん入れられたくないような場合には、UWPのみと制限があるほうがいいです。
このSモードは、切り替え可能になるようです。
利用シーンに応じてセットしましょう。