アマゾンの音声入力スピーカー、エコーが人気です。また音声認識技術アレクサはオープンで自由に開発できるため、アレクサに対応した命令の数もものすごい数になっています。はたしてどんなものが人気なのでしょうか。
アレクサのスキルとは?
アマゾンでは音声だけに反応するディスプレイのないスマートスピーカー「エコー」を販売しています。
「アマゾンエコー」で入力された音声を認識したり、それに応じた反応を音声合成するなどの処理を担う中核技術が「アレクサ」です。
「アレクサ」は、まずあなたのしゃべっている声の内容を分析します。 それをアマゾンにあるサーバへ送って処理をします。 最後にまたサーバからデータを受け取って、音声でしゃべり返してくれるというわけです。
「アレクサ」や「エコー」と言葉が出てきて区別がわかりにくいかもしれません。
スピーカーの商品名が「エコー」でそれに搭載されているのが「アレクサ」になります。
スマホでいえば「エクスペリア」や「ギャラクシー」に搭載されている「アンドロイド」の部分といえるかもしれません。
アレクサのスキルとは?
「アレクサ」の利用はサードパーティ(アマゾン以外の会社)へもオープンにされています。 そのため「アレクサ」を組み込んだスマートウォッチやインターフォンなどももうすでに販売されています。
音声で指示できる命令や返答も、サードパーティが自由に開発できます。
それら1つ1つを「スキル」と呼びます。
「スキル」は自由に開発できるため、すでに1万種以上もつくられているそうです。
アレクサのスキル、人気なのは?
定番で使われるアレクサコマンドは以下のようなものでしょう。
- 「時間を教えて」
- 「天気を教えて」
- 「タイマーをセットして」
またアマゾンのサービスとの連携では、キンドル本の読み上げサービスも便利です。 サードパーティのサービスも多数登録されており、アマゾンアレクサのページでは、人気のスキルが紹介されています。
アレクサでスキルを作るには?
アマゾンではアレクサの開発情報やキットを公開しています。
https://developer.amazon.com/ja/alexa-skills-kit
それ以外にもIFTTTなどのサービスを利用することもできます。
アレクサアプリを使う
「家電制御」「ニュース」「天気」と実行できることは限られますが、アレクサアプリから自分でスキルを設定することができます。
こちらの場合は日本語で定義することができます。
「メニュー>定型アクション」を開きます。
実行条件でフレーズを(ひらがなのほうがいいと思います)、アクションで実行する内容を指定します。
アクション内容は以下。
もっと増えてくるといいのになと思います。
ただし、うちでやってみたら、こちらの登録ワードではちゃんと反応してくれませんでした。
IFTTTを使う
アマゾンアレクサにはSDKなども公開されています。
しかしプログラムをかけなくてもIFTTTを使うと、簡単にアレクサの行動をプログラムすることができます。
IFTTTにアカウントがない場合は以下参照にしてください。
まずメニューから「Create」を選びます。
次にThisを選びます。「コレをしたらアレをする」のコレにあたる部分です。
リストからアマゾンアレクサを選び、アマゾンのカウントで接続します。
たぶんまだアメリカのアマゾンのアカウントでないと対応していないと思います。
ちなみに日本からもアメリカのアマゾンのアカウントは作れますので、それでログインすることはできると思います。
接続後に選択肢がいろいろ出ますが、今回は特定のワードをいう(Say a specifi phrase)を選びます。
次にアクションを選びます。That、すなわち「コレをしたらアレをする」の「アレ」のほうです。
とりあえずアンドロイド端末を選んでみます。 もしアプリを入れてない場合には、アンドロイドにIFTTTのアプリをダウンロードしておく必要があります。
こちらではとりあえずWiFiをオンにするを選んでみました。
これで「アレクサ!トリガー (ほにゃらら)」とアレクサにいえば、アンドロイドをWiFiにつなげるというアクションが完成します。
応用していけば
- アレクサに特定のワードを言えば、室温を上げる
- アレクサに特定のワードを言えば、照明を赤くする
- アレクサに特定のワードを言えば、オーブンをオンにする
- アレクサに特定のワードを言えば、庭に水をやる
...など、いろんなことができるようになるでしょう。
多くのレシピがIFTTTに登録されており、それらを利用するだけでいろんなアクションを設定できます。 例えば、以下のレシピではアマゾンアレクサから照明の色を変更できます。 対応機種はいまのところフィリップスHueに対応していることが必要です。 ifttt.com
ストーリーラインを使う
プログラムができない人でもアレクサでのスキルを作れるというサービスが登場しています。 getstoryline.com
ストーリーラインは海外サイトで英語のみですが、実際にアレクサ用スキルとして登録するプロセスも行えるようです。
その他、アマゾンエコー・アマゾンアレクサについての記事はこちらを参照ください。