アンドロイドタブレットもずいぶん安くなっています。お店などで壁掛けにして、文字や写真をディスプレイ代わりに表示させるといった使い方もできると思います。 また展示会で商品説明動画を流したり、ホームページを表示させる使い方もできるでしょう。 ここではアンドロイドタブレットを展示会やお店で利用する場合に役立つ情報をまとめていきます。
アンドロイドタブレットを展示端末として使うには?
アンドロイドタブレットを壁掛けにしたりして、展示ディスプレイとして使うことができます。
安いものだと数万円で買えますから、お店などで壁にはりつけて写真を表示させる...なんてこともそんなに難しいことではありません。
展示会でも、商品の説明や使いかたのビデオをタブレットで表示しておくという使い方もできると思います。
ただし、いくつか注意しないといけないところがあります。展示端末として使うには以下のあたり気をつけましょう。
表示内容を作る
表示内容をまずは準備します。 注意点としては、タブレットオデ同じ画面を表示していると、その残像がスクリーンに焼き付いてしまう場合があります 画面の内容が変化しない場合には、スクリーンセーバのような機能を画面が変化するようにしておく必要があります。
ウェブサイト
商品説明などはウェブサイトを見せるのが一番簡単でしょう。 ただしそのままクロームやサファリで表示すると、ボタンやタブがあって間違えて押される可能性があります。
フルスクリーンでシンプルに見せるには「Full Screen Browser」などを使うと便利です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=tk.klurige.fullscreenbrowser
設定画面はこちら。アクションバーやナビゲーションバーを隠すかどうか設定できます。
表示するとこんな感じ。
上下に無駄なインタフェースがありません。 また、ブラウザ内はクリックすると普通にページ移動します。
ユーチューブ
自社のユーチューブ動画がある場合、ユーチューブアプリを使ってループ再生させます。 ユーチューブの場合、フル画面にすると自動的に上下にあるアンドロイドのバーも隠してくれるので楽ちんです。
ただし、このようにユーチューブ動画を公の場合で公開すると著作権的な問題が発生する可能性があるので注意しましょう。
スライドショー
スクリーンセーバを使うと、写真のスライドショーを自動で表示できます。 時計や写真のスライドショーをみせるだけならば、スクリーンセーバを使うとすぐに設定できます。
「設定>ディスプレイ>スクリーンセーバ」を選びます。
「フォト」を選べば、フォトに入っている写真をスライドショーします。
注意点としては、どうやらケーブルをつなぎっぱなしでないと起動しないようです。 またスリープ設定がオフでは起動しません。「設定>ディスプレイ>スリープ」で時間を設定しましょう。
ディスプレイ時間を制御する
スリープさせない
アンドロイドでは、バッテリー消耗を防ぐため一定時間で画面がスリープになります。 それを防ぐには、「設定>ディスプレイ>スリープ」を「起動しない」にしておく必要があります。
またスリープするしないをいちいち設定するのが面倒という場合は「画面消女」などのアプリで簡単にオンオフを指定できるようになります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.java_conf.siroco.offscreen
自動でアプリを起動する
「 AutoStarter」などのアプリを使えば、システム再起動後などは必ず指定アプリが起動するようにできます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=de.defim.apk.autostarter&hl=ja
指定時間でスクリーンをオフにする
スリープさせないとは相反しますが、常設展示の場合には夜間はスクリーンはオフにしたいものです。 アプリを使うと、指定時刻に画面をオフに設定できます。 「Screen Off and Lock」というアプリをまずはインストールします。
指定時間に特定のタスクを実行するアプリ「Phone Schedule」も利用します。 play.google.com
「Phone Schedule」を起動して、「Add new task」を実行します。
「Time」で時刻を、「Days」で曜日を、「Action」で「Launch an app」を選び、「Select app」で「Screen Off and Lock」を指定します。
なお、うちで試したらアプリ選択で「Screen Off and Lock」が2つ出てきました。どうやら片方は設定画面のようなので、スクリーンがオフにならない場合には違うほうの「Screen Off and Lock」を選びましょう。
これで定期的に画面オフにするアプリ「Screen Off and Lock」が指定時刻に実行されます。
誤動作を防ぐ
このように展示で使う場合、変なところをタップされたりしないような配慮が必要です。
タップに反応させない
もし動画をループ再生させるだけで、タッチをする必要が一切ない場合には、何をタッチされても反応させないアプリを使うと便利です。 タッチロックを使うと、画面のうえをタップしても反応させないようにすることができます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kidscrape.king
右上にオーバーレイアイコンを表示して、そこを2回または3回タップして解除させます。
設定画面はこんな感じ。
バーを表示させない
アンドロイドでは上部や下部に共通のナビゲーションバーが出ます。
これを押すとホーム画面へ戻ったりWiFiをオフにされたりと思わぬ動作をさせる可能性があります。 Fulscrn Freeを使うと、バーを隠すことができます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=me.dt2dev.fullscreen.free
設定画面はこんな感じ。
盗難対策をする
盗難対策は、主に取られないように設置する対策と、盗られた場合でも位置情報をつきとめたりする対策の2つがメインとなります。
ケーブル等でつなぐ
タブレットをケースなどに入れたり、ネジなどで固定して設置します。 「タブレットスタンド盗難防止」などで検索すると、いろんなものがあります。サイズがあうものを選びましょう。 apicodes.hatenablog.com 自作することもできます。 3Dプリンタのデータサイトでは「Table holder(タブレットホルダー)」などの名称で検索すると、いろんな設置用ホルダーが一覧できます。 Things tagged with 'Tablet' - Thingiverse 大きさがタブレットに合致したうえで、ネジで固定してすぐに持っていかれないようにしておくのがいいと思います。 盗難の恐れのない事務所ないや家庭での設置では、100均の壁掛け部品程度でも大丈夫でしょう。 200円程度で設置して、簡単に置いている人もいます。 easyramble.com
端末を探せるようにしておく
アンドロイドでは「アンドロイドデバイスマネージャ」が入っています。 あとはこちらから位置を確認します。
http://www.android.com/devicemanager ログイン後、地図上で確認したり、「音を鳴らす」「画面ロック」「データ消去」などの対策をとることができます。