アンドロイド・アプリの作る手順をまとめておきます。これから作ってみたいという人は参考にしてみましょう。
アンドロイド・アプリを作る手順
準備
作成ソフト「アンドロイドスタジオ」をダウンロードします。
https://developer.android.com/studio
インストーラを実行。
その後本体インストールに進みますが、規約同意のところがよくわかりませんでした。「preview licence」など全て同意するとインストールできるようになります。
プロジェクトの作成
アプリ用プロジェクト作成
ではNew Projectを作っていきましょう。
最初は「Button Navigation Views Activity」が簡単かもしれません。
これは下に3つぐらいボタンを置いておき、タップすると画面が切り替わるというものです。
file名を作ります。パッケージ名はアンドロイドのインストールファイル名、グーグルプレイストアの登録名にもかかわるので、ユニーク(他社アプリと重複しないような)でわかりやすいものにします。
言語はJavaかKotlinが選べます。KotlinはJavaの記述を簡潔にしたもの。ただJavaと100%の相互運用性が維持されています。
後は作成準備が完了するまでちょっと待ちましょう。
アプリのエミュレータ実行
最初にもうアプリを実行してみましょう。
「Run>Run」を実行。
またはシフト+F10を押します。
するとエミュレータが起動します。エミュレータというのはPC上でアンドロイド機と同じ動作をするというものです。
ちょっと待っていると仮想のアンドロイド画面が出現し、その中でアプリが動くようになります。
ここで動けば、まずは開発環境がとりあえずはちゃんと入っていることがわかります。
もしエラーになるようでしたら、ログ画面でエラー内容を確認してみてください。
アプリ開発
最初からゲームやすごいアプリをがっつり開発しようとすると大変です。
最初は
・文字や画像を表示する
・ボタンを押すと画面が切り替わる
・リンクを押すとウェブページが開く
ぐらいのアプリから始めるのがおすすめです。
main activity
メインの画面である「res>layout>activity_main.xml」をダブルクリックして、レイアウトを開きます。「PlainText」や「Button」を画面に追加すれば文字やボタンを表示できます。
アンドロイドの場合画面サイズが機種によって変わるため、レイアウトという仕組みを使います。レイアウトに組み込むことで、常時上寄せしたりセンタリングさせてパーツを表示させます。
メイン画面のプログラムは「Java>com.●●●>MainAcitivity」というファイルに記述します。
web viewを利用する場合は以下。
多言語化
アンドロイドアプリの魅力の一つは世界的に配信できることです。ということは英語対応することでより多くのユーザに使ってもらえるかもしれません。
やり方はリソースfileに以下のフォルダ、ファイルを作成します。「values-○○」で言語名を指定しておきます。
・res/values-en/strings.xml
・res/values-ja/strings.xml
それぞれのXML内にワードを記述しておきます。
実機でテスト
まず、アンドロイドスタジオでは「Tools>SDK Manager」を実行。
「SDK Tools」タブの「Google USB Driver」をチェックしてインストールします。
次にスマホを開発者モードにしておきます。
設定>端末情報(電話情報)>ビルド番号を7回タップ。
すると「設定>システム」に「開発者向けオプション」が出るようになります。
USBデバッグをオンにしておきましょう。
この後スマホをケーブルでつなぐとスマホの方でダイアログがでるので許可。
アンドロイドスタジオで「DeviceManager」を実行。
「Physical」のほうに接続したスマホが出れば大丈夫。
アプリを「Run」してスマホでも確認できればOKです。
アプリアイコン
アプリアイコンについては以下。
アプリを完成させる
プライバシーポリシーを用意
アプリはプライバシーポリシーを含むか、外部リンクを設置しなといけません。
英文プライバシーポリシーを作れるサイトなどを利用するとよいでしょう。
App Privacy Policy Generator (app-privacy-policy-generator.firebaseapp.com)
広告
広告モデルを利用する場合AdMobなどに登録、組み込みをします。
https://admob.google.com/intl/ja/home/get-started/
アプリアイコン、背景画像、スクリーンショット
・アイコンは、PNG、JPEG で、1 MB 以下、512 x 512 ピクセル
・フィーチャーグラフィックは、PNG、JPEG で、1 MB 以下、1,024 x 500 ピクセル
スクショはエミュレータ横に表示されるツールバーのカメラボタンから撮影するのが楽。
・スマートフォンのスクリーンショットを 2~8 枚(PNG または JPEG で、それぞれ 8 MB 以下、アスペクト比 16:9 または 9:16 で、縦横がそれぞれ 320~3,840 ピクセル)
・最大 8 枚の 7 インチ タブレット用スクリーンショット(PNG または JPEG で、それぞれ 8 MB 以下、アスペクト比 16:9 または 9:16 で、縦横がそれぞれ 320~3,840 ピクセル)
・最大 8 枚の 10 インチ タブレット用スクリーンショット(PNG または JPEG で、それぞれ 8 MB 以下、アスペクト比 16:9 または 9:16 で、縦横がそれぞれ1,080~7,680 ピクセル)
AABファイルを作成
以前のアンドロイドはAPKファイルを作成・インストールしていましたが、最近はAPKを含むAABファイルというものを作成します。
「Build>Generate Signed Bundele/APK」を選択。
AAB(Android App Bundle」のまま次へ。
初回は「Create new」を実行。
file名とパス、パスワード、キー名とパスワード、名前や国情報(JP)など設定して生成します。
その後前の画面に戻ったら「Export encrypted key for enrolling published apps」のチェックを外して進みます。
Releaseを選んでOKで完了。
プレイストアへ登録
デベロッパープログラムに登録します。現在は登録で25ドル=約3500円かかる...ようです。
https://play.google.com/apps/publish/signup
「アプリの登録」から必要事項を入れて追加します。
ダッシュボードからセットアップを実施。
開発エラー
動かない?
また、Oracle JDK 設定がうまくいっていない可能性があるのでインストールしなおしてみましょう。
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/
resolved reference:activity_main?
activity_mainが参照できないとするエラー。
「import android.R」を消すと、治りました。
Unresolved reference: activity_mainを解決できない (teratail.com)