せっかく新しいスマホに買い替えても、プレインストールアプリが予想外に入っていて実際に使えるメモリが少ない場合があります。
このような場合は、工夫しながら使っていく必要があるでしょう。
アンドロイドではメモリを増やせる?
スマホではメモリが足りなくてアプリが動かなかったりデータが追加できなくて困った...という方も多いでしょう。
ここではメモリについての基本的な考え方について紹介します。
メモリは自分で増設できる?
パソコンではメモリを買ってきて自分で増設したりできます。
同様にスマホでも後からメモリを追加して増やせるのでしょうか?
結論からいえば「パソコンのようにメモリを自由に増設」というのは難しいです。
スマホの場合は、本体サイズを小さくするためにかなりいろんな部品をギューギューに詰めて作られています。
そのため「ハードウェア的な拡張性」ができるようにはほとんど作られていません。
SDカードを入れれば増設できる?
大容量のSDカードをさせば増設できるのでしょうか。
最近のSDカードは何ギガもデータをおくことができます。
実はSDカードに置けるのは動画や音楽などのデータがメインです。
システムやアプリは基本的にはおけません。
またアプリによってはSDカードにデータをおけないようにしているものもあります。
理由の一つとしては、SDカード自体の耐久性がそれほど高くないこともあります。
SDカードは、あくまで動画などのファイルをおいておくためのものと考えておいたほうが良いでしょう。
プレインストールのアプリは削除できる?
メモリもそこそこあるので安心して購入したスマホ。
しかし、使いだしてみてメモリの少なさに驚く場合があります。
機種によってはいろんなアプリが最初から入っているからです。
しかも使わないアプリでも削除できないようになっていたりします。
以前のアンドロイドでは、いろんな裏技を使ってプレインストールを削除したりできたようです。
しかし最近ではそのような裏技はことごとくつぶされており、現在ではプレインストールアプリは削除できないと思った方がよいでしょう。
プレインストールアプリは、アプリを入れてくれる代わりにソフト会社がメーカーへお金を払っているケースがあります。そのため、入れたアプリを削除されると非常に困るわけです。
通常こうなると、空いているストレージでなんとかやりくりするしかありません。
もしこれから購入ということであれば、プレインストールアプリが何MBぐらい占めているかショップさんに確認してから購入したほうがよいでしょう。
メモリを開けるには?
上述のように、基本的にはメモリを追加で増やすというのはできません。
使わないアプリを削除したりして、上手にやりくりするというのが原則となります。
メモリの空きを確認する
まずはメモリをどのぐらい利用しているか確認しておきましょう。
メモリが十分に空いていれば、わざわざ下記の作業をしなくてもよいでしょう。
設定>アプリなどで実行中のメモリを確認することができます。
不要なアプリを削除する
不要なアプリをアンインストールする
不要なアプリをアンインストールしましょう。
「アプリの設定」を実行し、アプリの一覧を表示。
各アプリをクリックすると、「アンインストールボタン」があります。
これは基本やられていると思います。
ただし必要と思っていたものが、ここ1カ月間で一度も使っていない!というアプリが案外あると思います。
そういうものは、一度思い切ってアンインストールしておくとよいでしょう。
使ってないアプリの調べ方は以下を参照ください。
残念ながらプリインストールされているものは削除できない場合がほとんどだと思います。
その場合は後述のようにアップデートに気を付けるようにしましょう。
アプリのキャッシュをクリアする
アプリは使えば使うほどキャッシュといって、一時的に利用するファイルをたくさん使うようになります。
こまめに削除しておくと、空き容量を確保できます。
「アプリの設定」を実行し、アプリの一覧を表示
各アプリをクリックし、「キャッシュのクリアボタン」を押します。
たまに使うアプリならブラウザで見る
ツイッターやフェイスブックは、アプリもあります。
しかしクロームやサファリといったインターネット閲覧アプリからログインして、アクセスすることができます。
もしもたまに見る程度のものであれば、アプリをインストールせずにブラウザだけで済ませもいいかもしれません。
アプリを毎回アップデートしない
アプリでは、「最新版があるのでアップデートしてください」という通知がよくでます。
しかしアップデートするたび、どんどん容量を食う場合があります。
セキュリティに関係のあるアプリ(銀行や証券取引など)の場合は、安全のためのアップデートの場合もあり、最新版にしておく必要があります。
そうでなければ、無理にアップデートしないほうが無駄な容量をとりません。
特にプリインストールされていて、まったく使わない無駄なアプリについては、アップデートしないほうが容量的にいいでしょう。
小さいアプリを選ぶ
同じ機能のアプリならサイズの小さいものにしておく
バッテリーの消耗表示、アプリのクリーナー、ウイルス対策など、定番としてどうしてもいれておきたいアプリがあります。
大抵は同じ機能で複数のアプリがリリースされています。
この場合、まずいくつか同時にインストールします。
次にアプリの設定で、それぞれのアプリがどのぐらい容量を食うかチェック。
容量をあまり使っていないアプリを選び、他のアプリを削除します。
オールインワン型ではなく個別型のアプリを選ぶ
容量チェックやアプリのアンインストールなど、多くの機能が入っているユーティリティアプリを入れた方が、かえって容量を削減できる場合があります。
あるいは、不要ファイル削除アプリなど単機能のアプリをいくつか入れた方がファイルサイズが少なくて済む場合があります。
この辺りは、使いたい機能によってどちらがいいか分かれるところでしょう。
しかし、全部入りか、個々か、入れるアプリを選ぶことで容量を削減できる場合があります。
SDカードを活用する
アプリによってはSDカードへ移動できるようになっています。
アプリごとにチェックして、SDカードへ移動しておきましょう。
「アプリの設定」を実行し、アプリの一覧を表示。
各アプリをクリックし、「SDカードへ移動」ボタンが表示されれば、それを押します。
アプリをインストールした段階で、すぐそのアプリをチェックする癖をつけておきましょう。
すると、後でどれを移動してどれをまだ移動していないか、...と迷わなくて済みます。
メモリ増アプリを使ってみる
SDカードと通常スマホで実行時に利用されているメモリとは扱いが異なります。
そのためSDカードが1GBでたっぷりあっても、実際の利用可能メモリとは別の話です。
ところが便利なアプリはあるもので、SDカードの空きを実際に利用できるメモリとして認識させるアプリがあります。
Swapper for Root - Google Play の Android アプリ
「Swapper for Root」は無料で、SDカードをメモリ代わりに使ってしまうためのアプリです。 。
使い方は、まずアプリをインストールします。 その後タップして起動します。
「Active swap on boost」をチェックします。
利用するサイズを指定して(とりあえず初期値200そのままで問題ないと思いますが)「Save」します。
アプリの管理で見てみたら変化がありませんでしたので、念のためスマホを再起動。
アプリの管理をみてみたらやっぱり変化なしでダメかと...思って、一応「実行中」のメモリを見てみたら、...こちらはなんと増えていました。
ただし、SDカードを強引にメモリ代わりに使用しているので、アプリの実行速度が遅くなる可能性もあります。
注:最近のアンドロイドでは使えなくなっている可能性もあるので注意してください。