AIチャットはいろんな質問にこたえてしまいます。するとわざわざ検索サイトから他のサイトへ行かなくなる可能性があります。
ただ現在のBingのAIチャットを使っている限り、まだすぐそうはならないように思います。
BingのAIチャットはが脅威にならないわけ
BingのAIチャットがウェイティングリスト登録者に向けて順次解放されています。
うちでは2/11から利用を開始していますが、気づけばその後は以前のようにグーグル検索からサイトへ移動する従来のやり方をしていました。
ということは、BingのAIチャットはまだ現時点ではサーチを時代遅れにするほどのものではない可能性が高いです。
以下、使ってない理由を紹介します。
レスポンスが遅い
BingのAIチャットは、回答時に「検索」のひと手間が入ります
1度、あるいは質問によっては2度、あるいは質問によっては検索を実行後、同じ検索を実行しなおすこともあります。
このためレスポンスはかなり遅いです。
BingのAIチャットは、検索用にカスタマイズされたChatGPTのようなプログラムです。ChatGPTでは学習済モデルを使う性質上、最新の情報は反映しません。
それもあって、BingのAIチャットでは検索のひと手間が入るのでしょう。
ひまつぶしにAIチャットを使うならともかく、急ぎ答えを見つけたい場合は、いまの検索サイト→適切な解説サイトというほうがレスポンスがいいように思います。
回答の質
質問によっては他サイトを推薦する内容となり、既存の検索サイトとやっていることは一緒になります。
結局絞り込めない
商品選びなどでは、価格以外に運送料・サービスの質なども網羅して検討します。さすがにそこまではBingちゃんはまだ対応できません。
各メーカーのサイトを見てください...にとどまります。これなら現在のサーチして各メーカーのサイトを見て...というのとはあまり変わり映えしません。
回答が正しくない
あるページの要約をお願いしたら却下されました。
ただURLは正しいです。
制限がある
会話の内容を維持しているため、途中でトピックをクリアするように促されます。そのためクリアの手間が入ります。
画像対応
画像では、検索サイトで画像一覧を見たほうが好みのものを早く見つけられると思います。
結局ニュースなんかはそのまま表示される
村上とダルビッシュの対戦についての質問。
結局回答の下にニュース一覧が出ます。これなら普通に検索サイトのニュース欄みれば済む話かもしれません。
長所は?
ただ全然ダメということではなく、長所もあります。
文面作成で、メールの文章の例を挙げてくれたりします。
結局、その用途に応じてうまく使いわけしていくのがよさそうです。