C++のプログラムを作りたい場合、「Visual Studio 2019」なら無料で利用できます。
ここではC++を始めたい場合の「Visual Studio 2019」の使い方について紹介していきます。
C++とは?
C++は、いわゆるC言語で記述するプログラムになります。
マイクロソフト「Visual Studio 2019」ではC++やC#、Pythonなどのいろんな言語に対応しているうえ、無料でも利用可能です。
C++の練習や勉強として活用するのもよいでしょう。
C++が利用目的に合致するのは以下のような場合です。
〇学校でC言語自体を学ぶ
〇VBやC#などよりもより高速に動作するプログラムを書きたい
〇VBやC#のようなフォームボタンがあるようなインタフェースは不要である
逆に、ウィンドウが開いて操作ボタンをユーザが操るようなタイプのものであればVisual Basicなどでプログラムを作ったほうが早いでしょう。
C++プロジェクトの作成
Visual StudioをインストールするときにC++でのプログラム開発の機能を利用できるようにしましょう。
以下のように「C++によるデスクトップ開発」を指定するとよいでしょう。
プロジェクトの種類
コンソールアプリ
今度はプロジェクトを作りましょう。
C++ではいくつかの形式でプロジェクト開発が可能です。
「コンソールアプリ」にすると、コマンドプロンプトのような画面上で文字を出力したりできます。
試しに作ってみましょう。
ハローワールド
するとVisualStudioおなじみの画面ですが、C++開発用にセットアップされたモードが開きます。
すでに最低限のサンプル(ハローワールド!)がソースコード内に書かれています。
実行するとコンソールで「Hello World」が出力されるのが確認できると思います。
閉じるにはキーを何か押すか、ウィンドウの閉じるボタンを押せばコンソールが閉じます。
計算結果を表示
計算させてその結果をprintfで出力させると、
int main(){ char c1[32] = "本日のアクセス数"; int iVisit = 312; printf("%s%d件", c1, iVisit); }
「本日のアクセス数312件」と無事出力できました。
デスクトップアプリ
プロジェクト作成時に「デスクトップアプリケーション」を選ぶと、ウィンドウが起動するようなソフトをC++で開発できます。
試しに作るとこんな感じ。
これを実行すると空白のウィンドウが、ファイルやヘルプといったメニューがついている状態で起動します。
あとはメニューを追加し、それに応じた処理などを記述していけばウィンドウズ用のデスクトップアプリが完成します。
空のプロジェクト
空のプロジェクトを作ると、ファイルすらない状態でプロジェクトが作成されます。
ウィンドウズデスクトップウィザード
ウィザードを選ぶと以下のような設定画面が出てきます。
デスクトップアプリ、コンソールアプリ、ダイナミックリンクライブラリ、スタティックライブラリなどを選んでから開始します。
例えばここでコンソールを指定すると、上記のコンソールアプリ用の作業画面が開くことになります。
主なエラー
R6009、R6026、R6027
メモリ不足。
PCの再起動や、余計な常駐アプリを停止するなどしてメモリを確保しましょう。
ファイルが破損している場合もあります。
R6018、R6028
ヒープエラー。
アプリケーションでメモリの確保、ポインタ処理などに間違いがないか、今一度確認してみましょう。