現在マイクロソフトが力を入れている音声認識パーソナル秘書のコルタナ君。ウィンドウズ10で徐々に利用できるようになってきました。しかし初回マイクでうまく認識されませんでした。果たして設定は?
コルタナをはじめるには?
コルタナとはマイクロソフトの提供する人工知能アシスタントです。
コルタナという名前の由来は、マイクロソフトの人気ゲーム「HALO」に登場するキャラにちなんでつけられたといわれています。
コルタナはなくなるの?
最近コルタナ外しの動きがでています。
しかしコルタナは「オフィス365アシスタント」としてリニューアルする方向になりそうです。
つまり「ウィンドウズ10版のSiri」という位置づけから「オフィスの一製品」といった扱いになりそうです。
コルタナをオンにするには?
タスクバーの虫メガネアイコンをクリック。
家の下のアイコンをクリックして「選択した地域と言語では、Cortanaはサポートされていません」と出るようだと基本的にはまだコルタナは使えません。
一方「Cortanaは、おすすめの最新情報の表示、リマインダーや通知を設定、その他さまざまなことができます」と出るようなら使えます。
「オフ」をクリックしてオンにしましょう。
すると説明画面がスタート。
いろいろ申し書きが出ますが、気にせず「Cortanaを使う」をクリック。
すると音声認識、手書き入力、入力の個人用設定をオンするに必要があります。とあるのでしょうがないので「はい」を選びましょう。
続いて位置情報が必要で使えるようにしろ、といわれるのでしょうがなく「設定」をクリック(オンの場合は出ないかもしれません)
すると設定>プライバシー>位置情報が開きます。
変更で「オン」にしましょう。
次にマイクのセットアップです。(でないかもしれません)
セットアップしますかというので、しょうがなく「続行」をクリック。
「安田さんはコンピュータに向かって話します。タイピングするよりも、紙とペンを使うよりも好んで音声入力を使用します。」というおよそ日本語では絶対言わないような言葉をしゃべらされます。
挙句の果てにうまく認識されません。最悪です。
案の定、コルタナにしゃべっても、「何か問題があるようです。少し後でもう一度実行してください。」とつれない返事が....。
コルタナを起動させないためには?
タスクバー>サーチからコルタナを表示し、設定でコルタナをオフにします。
またはレジストリ設定でオフにすることもできます。
「regedit」などのレジストリエディタを起動。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsWindows Search」へ移動し、「AllowCortana」の値を0に設定します。
コルタナで音声認識の設定をするには?
最初のセットアップではうまく認識されませんでした。
そこで設定しなおしてみましょう。
コンパネで「音声認識>音声認識の開始」を選びます。
するとダイアログが起動します。「次へ」で進みましょう。
まずはマイクを選びます。
マイクの位置まで出てきます。ただしマイクと離れすぎるとやはり認識されにくくなるので、マイクの場所を確認しておきましょう。
さて次は文章をしゃべります。
「安田さんはコンピューターでディクテーションします。タイピングするよりも、紙とペンを使うよりも好んでディクテーションを使用します。」としゃべります。
初回のセットアップの文章と若干違っています。(たぶん英語は一緒なんでしょうが)
無事終えると?、完了になります。
で、進んでいくと精度を上げるために、ドキュメントのレビューを有効にするかどうかとか、...
手動による有効かモードを使用するかどうかとかいろいろ出てきます。
後で変更可能なので、気にせず進めましょう。
すると、「音声リファレンスカードの表示」で、どんな音声コマンドが使えるか一覧できます。
次に「起動時に音声認識を実行する」を選びます。
あまりコルタラない人はオフにしておいたほうがいいかもしれません。
ながながやってきてやっとおしまい。
ちなみに「チュートリアルを開始」を選ぶと....
英語のページになりました。使えませんw。
コルタナが動作しているか確認するには?
コルタナに限らず、アイフォンのシリやグーグル音声検索ではずばり「天気」としゃべって、天気を表示してくれるかどうか確認してくれるのが一番やりやすいチェック方法です。
コルタナに向かって天気!といいます。音声認識が無事うまくいっていれば、天気を表示してくれます。
コルタナ君の反応が悪いので「何か問題ですか?」と聞いてみたら、いきなりブラウザを開いて「何か問題ですか」の検索結果を表示しました。
逃げるのはよくないよ、コルタナ君。がんばって回答してくれる日はやってくるのか。
コルタナを入手するには?
今までコルタナはウィンドウズ10と一緒に配布されていました。
しかしマイクロソフトストアに「コルタナ」が登場。
ひょっとすると今後は別途ダウンロードが必要になるかもしれません。
ちなみに執筆時現在はダウンロードはできないようです。
Cortanaが反応しない場合は?
ウィンドウズ10の新機能の目玉のひとつがコルタナです。
しかし、コルタナがうまく反応しない場合や「何か問題があるようです」と警告される場合もあります。
以下チェックしてみましょう。
言語設定を確認する
コルタナはすべてのウィンドウズ10で利用できるわけではありません。特定の地域や言語で利用可能です。
そのため言語設定や地域設定が正しくないと利用できません。幸い日本はコルタナが利用可能になっていますが、念のため地域設定などが正しいか確認しておくとよいでしょう。
「設定>時刻と言語>地位と言語」を選びます。
「国や地域」が「日本」に、「言語」に「日本語」があるか調べます。
言語を追加したい場合には「言語を追加する」をクリックして、日本語をインストールしてください。
マイク設定を確認する
マイクがオンになっているか確認しましょう。
また、音声入力のレベルが低すぎると、認識してくれない可能性があります。
他のデバイスを閉じる
うちでは何度やっても「マイク入力が聞き取れない」というエラーになりました。
サウンドのプロパティで「録音」のところにほかのデバイス(以前ブルートゥース接続したヘッドフォンがデバイスとして表示されていました)もあり、これを削除したら通常のマイクがまた通常通り利用できました。
もし複数デバイスがある場合は、利用したいマイク以外のデバイスを一度削除してみるといいかもしれません。
ウィンドウズアップデート
コルタナはウィンドウズシステムに組み込まれています。したがって最新版はウィンドウズ自体のアップデートによって行われます。
「設定>更新とセキュリテイ>WindowsUpdate」で更新がないか確認。あれば更新してみましょう。実際にこれによって治ったというユーザもいます。
プロクシーをオフにする
プロクシーやファイアウォール設定によっては、悪影響が出ている可能性があります。
プロクシ設定などを見直したり、ファイアウォールやアンチウィルスソフトを一時的にオフにして試してみましょう。
参考:windows 10 - Cortana cannot hear me - But my microphone works fine everywhere else - Super User
自分の声を覚えさせる
Cortanaの音声認識はまだまだな感じです。ひょっとすると日本語版だからかもしれません。
自分の声にきちんと反応してもらうには、自分の声に慣れてもらうとよいでしょう。
コルタナボタンを選び、左からノートブックのアイコンをクリック。
設定を選びます。
応答する相手を自分にして「自分の声を覚える」を実行。
あとは指示にしたがって音声を発していきます。
Cortanaが遅い場合は?
コルタナが起動していると、絶えずマイクから音声を広い、クラウドで言語解析をさせていることになります。
決して動作が重いわけではありませんが、それでも他のPCの処理へ影響はまったくないということにはなりません。
正直、コルタナの実用性はイマイチですので、処理が重い場合はオフにして使うときだけオンにするほうがいいと思います。