しゃべりかけるだけで、音楽を再生したり、照明を制御したり、質問に答えてくれるスマートスピーカー。
グーグルではグーグルホームという製品を2017年末に登場させました。
グーグルホームとは?
コンピュータは今後ディスプレイもキーボードもなくなり、音声だけでできてしまう....そんな未来を垣間見させてくれるのがアマゾンエコーという製品です。
そしてアマゾンに負けじとグーグルもスマートスピーカーという製品をリリース。日本では2017/10より販売がスタートしました。
有楽町ビックカメラでは入り口付近でグーグルホームの商品展示を行っており、積極的にPRしていました。販売員さんによれば、初日500台も売れたとのことで反応はいいようです。
グーグルのスマートスピーカーの主な機能は以下のようなものがあります。
グーグルアシスタント
グーグルのAI機能。現在ではおもにチャットアプリALLOなどで利用できます。 もちろんホーム版では音声合成を使って会話的に教えてくれるものと思います。
スピーカー
ブルートゥース接続でスピーカー代わりとして利用できます。 もっとも音質がどの程度か気になるところですが。
通話
ハンズフリー通話機能に対応。ただし国内版ではどのようなあつかいになるかはまだ不透明です。
コマンド作成
ショートカットと呼ばれ、言葉を登録して複数のコマンドを実行させることができるようになるようです。
外部サービス
グーグルホームは多数のサービスと提携しています。
音楽は
- ユーチューブミュージック
- スポティファイ
- パンドラ
- グーグルプレイミュージック
ホームオートメーションでは
- nest
- フィリップスhue
- tp-link
エンターテイメントでは
- CBS
- ネットフリックス
- ユーチューブ
その他サービスでは、
- ドミノピザ
- ウーバー
- グーグルカレンダー
...などが対応しています。
ホームミニの使い方
小型のホームです。日本での正式価格は6480円です。
ミニについて、実際にビックカメラ店頭で説明員さんのお話を聞くことができました。
ミニはあくまで寝室やキッチンなどでサブ的に使うことが前提?であり、音楽スピーカーとしての音質面を期待しないような使い方がメインとなるようです。
確かにサイズも小さいですし、音楽再生として購入するのはちょっと微妙かもしれませんね。
最近では、このようなスマートスピーカーをキッチンで利用する人も増えつつあるようです。
両手がふさがることが多いため、音声だけでレシピを確認するのに便利です。
ミニもキッチンでの利用のほうが適しているかもしれませんね。
本体・同梱物
ホームミニは価格も安いコンパクトな商品です。 箱も小さめです。
開けるとこんな感じ。本体と電源ケーブルがメインです。
置くとこんな感じ。
アプリのセットアップ
グーグルホームアプリからグーグルホームの設定を行うことができます。
グーグルホームを電源につなぎ、グーグルホームアプリを開いて確認します。
音量を変更するには?
通常はアプリから音量を変更します。
音声コマンド「音量を上げて」「音量を下げて」でも対応できます。
ミニの場合、配線を上に見て右側をタップするとボリュームアップ、左側でボリュームダウン。切り替えは10段階です。
ボリュームが下がると、4つのランプで点滅するものの数は徐々に減っていきます。
Control volume of speakers and displays - Android - Google Nest Help
一般的なコマンド
「天気を教えて」
「時刻を教えて」
「本日の予定を教えて」
など。
音楽の再生コマンド
再生
「なにか音楽をかけて」
「ビートルズを再生して」
停止
「ストップ」
一時停止
「ポーズ」
再開
「リジューム」
曲
「次の曲」
「この曲のタイトルは?」
音量
音量を上げる
「OKグーグル、音量を上げて」
「音量を2にして」
スポティファイを利用するには?
スポティファイでプレミアムアカウントであれば、自分の好きな曲やプレイリスト再生ができるようです。
最初にグーグルホームアプリで、基本的に使う音楽サービスをスポティファイにセットしておきます。
コマンドは、
- アーチスト「ビートルズを再生して」
- 音楽の一時停止「音楽、一時停止」
- 音楽の再生「音楽、再生」
- プレイリスト「(プレイリスト名)を再生して」
などです。
プレイリストが再生できない?
プレイリストは、「プレイリスト名 + 再生して」でいけるようですが、なかなかうまいくいきません。
海外のフォーラムでも、グーグルホームでスポティファイのプレイリストを再生できない人が結構いるようです。
ただし有料アカウントでないと対応していないかもしれません。
推測では、プレイリストを利用できるようになるまでちょっと時間がかかるのではないかと思います。
最初「プレイリスト名 + 再生して」ではダメでしたが、同じフレーズを後で言ったら一発でプレイリストを再生してくれました。 個人のプレイリスト情報がデータとして反映されるまでに時間がかかるのかもしれません。
また裏技?といえるほどでもないのですが、スポティファイでは1ユーザが1度に再生できるデバイスは1つに限定されています。
そこでまずグーグルホームでスポティファイで音楽を再生します。
すると、あとはPCでスポティファイのソフトから音楽を指定すると、グーグルホーム上の音楽を切り替えることができます。
ほとんど外部スピーカーの感覚でグーグルホームを利用できます。
確実にxxさんのxxという曲を聴きたい!という場合には、この方法を使うほうがフレストレーションなく聞きたい曲をプレイできると思います。
YouTube Musicをかけるには?
Homeアプリ上で設定を選択。
サービスで音楽を選択。
YouTube Musicがあるので選択しておきます。
グーグルホームの不具合
反応が悪い?
最近グーグルホームの反応が遅いという事例が見受けられます。
ユーザによってはバイリンガル設定の変更で改善されたと報告しています。あるユーザはスペイン語設定をオフにしたところよくなったとしています。
グーグルホームが反応しない?
通常は「オッケーグーグル」「ねぇぐるぐる」などで呼びかけると、スピーカーがライトで反応します。
反応がない場合には、まずマイクボタンがミュートを確認。ミュートになっていると聞いてくれません。
グーグルホームミニでは、マイクボタンが下側にあるので確認します。
ミュートだとオレンジ色の部分が露出します。
グーグルホームでは本体側面にあるマイクミュートボタンが押されていないか確認しましょう。
また、これはたまたまかもしれませんが、接続しているUSBの部分を違う箇所にさし直してみたら反応するようになりました。
単純に一度USBからはずして電源オフにしてから再度つなぐだけで直る場合があるかもしれません。
トラブルが発生しています?
グーグルの製品というと、安定度抜群という印象があります。
しかしグーグルホームで障害が起きることもあります。
2018年6月には「トラブルが発生しています。数秒後にもう一度お試しください」などの応答となる事態となりました。
ただしグーグルは素早く修正プログラムを実施。自動適用を待たなくても、本体の再起動ですぐ修正できました。
参考:https://japan.cnet.com/article/35121605/
このようにグーグルホームでごくまれに障害が起きるようです。
「今まで翻訳してくれたのになぜか今回はしてくれなかった」「予定リストをいつもはちゃんと使えていたのに、なぜか今回はうまく追加してくれなかった」....という場合、障害が一時的に起きていた可能性があります。
しばらく時間をおいてから再度試すか、ツイッターなどでグーグルホームでエラーが起きていないか情報を探してみるとよいでしょう。
WiFiがつながらない?
最初はなぜかグーグルホームがWiFiにつながらず苦労しました。
グーグルのクロームキャストの時などは1度も問題なくつながりましたので、同じグーグルの製品でも使ってる部品?などは若干違うのかもしれません。
結局WiFiのオンオフさせて、何度かセットアップ作業を繰り返していたら無事WiFiへの接続が可能となりました。
うまくいかない場合は、スマホでWiFiのところにグーグルホームの名前がちゃんと出るかどうかを確認しながらやるといいと思います。
音楽が途中で止まる場合は?
複数デバイスで同時に使うと止められました。
例えばPCやスマホで使っている場合は、そちらを止めておきましょう。
問い合わせ先は?
グーグルホームではチャットやフォームなどで直接サポート窓口を用意しています。
自分で解決できない場合や、いろいろと試すのが面倒という人はこちらを利用すると時短になるかもしれません。
オンラインチャット
オンラインチャットが開設されています。
https://support.google.com/googlehome/answer/7072407?hl=ja
電話する
「0120-585-624」でGoogle Home の担当者が日本語で対応。
時間は月曜日から日曜日の午前 9 時~午後 6 時まで。