アウトルックはオフィスで標準のメールアプリです。
「アカウントのプライバシー」がオフィスアカウント、またはオプション設定から確認できます。はたして設定を変更しておくべきでしょうか。
プライバシー設定は?
アウトルックのプライバシー設定については、「オプション>全般>プライバシー設定」から見ることができます。
これらはマイクロソフトとのデータ利用についての取り決めとなります。
ここについてはあまり慎重になりすぎなくても大丈夫かなという気はします。
会社などでセキュリティに気を使っている場合は念のため確認ぐらいはしておきましょう。
必須の診断データ
最低限必要な診断データ収集がないと、逆にオフィスは稼働しません。
そのため、この項目自体にチェックボックスはありません。
オプションの診断データ
オプションとしてマイクロソフトにデータを提供するかどうか設定します。
これらの情報は、アウトルックの改善に利用されますのでユーザとして協力したい場合はチェックを入れておきましょう。
例えばある機能が実行して開始されるまでの時間がマイクロソフトへ送られるとします。あまり時間がかかっているようならどこかに問題があると判断され、改善される...というような使い方になるようです。
詳細はこちら。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/DeployOffice/privacy/optional-diagnostic-data
接続エクスペリエンス
「デザインのおすすめ事項、編集の提案事項、データの分析情報」の改善のために使われるようで、マップやグラフ、文章作成アシスタントなどのコンテンツ改善へつながる事項が分析されるようです。
協力する場合は、「オフィスがコンテンツ分析をする」にチェックを入れておきましょう。
オンラインコンテンツダウンロードのエクスペリエンス
「ユーザーがテンプレート、画像、3D モデル、ビデオ、そして文書を充実させるための参考資料を含むオンラインコンテンツを検索したりダウンロードできる接続環境」のためのデータ分析です。
対応する場合は「オフィスがオンラインコンテンツをダウンロードできる」にチェックを入れましょう。
すべての接続エクスペリエンス
文章翻訳や解析などでクラウドサービスへの接続を許可するかということのようです。
初期設定ではオンになっています。
参考:Connected Experiences in Office - Office サポート
アウトルック利用時のプライバシー注意点
メールのプライバシー対策という観点では、以下の点に注意しておけば原則的には大丈夫だと思います。
メールの名前設定
メールでは、送信時に名前とメールアドレスが相手に伝わります。
本人であることを示すために名前を実名にしたほうがいい反面、名前が漏れる危険性もあります。
ここからは各自のポリシーによりますが、メール名をあえてハンドルネームやペンネームにしておくというのも1つのやり方だと思います。