パトレオン(Patreon)は、アーチスト応援プラットフォームです。クラウドファンディングと定期購入を組み合わせたようなシステムで、その名の通り「パトロン」になれるシステムを提供しています。ゲーム実況の人でもこのシステムを使って毎月稼いでいる人がいることでも注目されています。(最終更新日:2017/5/19)
Patreonとは?
パトレオンは、アーチスト支援のできるプラットフォームです。
アーチストでは、画家やデザイナー、漫画家などのクリエイターといった人たちが対象です。時代の流れ?か、ゲーム実況者のような新しい職種?の人でも利用することができます。
一般的なクラウドファンディングでは、プロジェクトに対してお金を支援します。
しかしpatreonでは、「毎月特定のアーチストへいくら支払う」といった定期購入のような形式で支援できます。
支援額に応じて特典内容も変わります。
あるゲーム実況者の支援のケースでは、一定額以上支援すると「その人のゲーム中継動画に参加できる」という特典が付与されます。
これはこれでなかなかおもしろいですね。
アンドロイド版はこちら。
Patreon - Google Play の Android アプリ
iOS版はこちら。
現在日本でも「サロン」のような月額制システムが徐々に出てきましたが、価格で特典わけというのはまだないようにも思います。
(更新 2017/10/7)
日本でも支援プラットフォームが増えてきましたので以下まとめております。
このように選択肢がふえることはいいことですよね。
(更新 2020/4/22)
パトレオンが13%を解雇との報道です。本来であれば、動画へ移行する人が増えていることもあり(例えば営業できないジムのインストラクターがヨガレッスンをオンラインで行うなど)、パトレオンは好調なのかなという気もしていました。
実際3月は新規利用者も増大していたそうです。
ただし今後が不透明なこともあって、キャッシュポジションを高めておきたいという経営判断があるようです。よって、今すぐサービスが停止ということはなく、現在利用されている方には特に継続による危険性はないと思われます。
Patreon lays off 13% of workforce – TechCrunch
Patreonの使い方は?
はじめるには?
「sing up」を押して登録します。フェイスブックログインが利用できます。
とはいえ、押したら反応しなかったので(ファイアフォックスです)、しょうがないので今回はメール登録してみました。
クリエイターとして登録するには、まず登録ページへアクセス。
https://www.patreon.com/create?rgsn=1
以下、フォームを記入していきましょう。
支援するには?
支援したいアーチストのページへ移動します。
金額を入れて、「Become a Patron」ボタンを押します。
金額に応じて特典の内容が変わります。
支払いはクレジットカードやペイパルが利用できます。
やめるには?
まずは、現時点で金銭を支援しているものがあれば停止しましょう。
会員をやめたあとも課金されていたりすると、それを停止する手続きが面倒になるかもしれません。
退会フォームは特にありません。
会員をやめる場合には、メールで辞めたい旨を「disable@patreon.com」へ連絡しましょう。
Patreonでいくら稼げる?
パトレオンはアーチストが収益をあげることができます。はたしてどのぐらい稼げるものなのでしょうか。
現在人気のアーチストのひとりがヒリウッドさん。気になる収益ですが、月7500ドル、約90万円も支援されています。
NERD3さんは月5500ドル、66万円近く支援されています。
支払い方法ですが、
- 米国ユーザーではストライプやペイパルを、
- 海外ユーザーはペイパルやペイオニアを
利用して受け取ることができます。
参考:What are my options to receive payment? – Types of questions
(更新)
最新データが公開されました。
それによれば、月間アクティブ・ユーザー数は100万人の規模に達したそうです。
気になる収益ですが、
- 1500万円以上収入があったクリエイター:35人
- 250万円以上収入があったクリエイター:数千
..ということです。
(更新)
プランが刷新。
Liteプランでは収入の5%がPatreonの手数料となる。
Premiumの場合でも手数料は12%程度。
他の支援サービスに比べてかなり好条件だと思います。
Patreonでは手数料は落としたものの、今後は福利厚生などのサービスラインアップの拡充で収益確保をしていくようです。
参考:急成長中のビデオブロガー収益化サービス「Patreon」が魅力的なメンバーシッププランを発表 | TechCrunch Japan