Power Appsでの数学を使った計算処理です。利用する関数はエクセルに準じている感じなので、エクセルに慣れているとなじみやすいです。
数学関数の使い方
動作確認用に、テキスト入力x2個(TextInpu1,TextInput2)とテキストラベル(Label1)を入れておきます。
ラベルのほうでTextプロパティのところに
TextInput1.Text + TextInput2.Text
のように書きます。
これでアプリを実行すると、TextInput1に入った数値とTextInput2に入った数値の合計がすぐ計算されます。
主な数学関数
文字を数字に
関数を使ったときに数値でないというエラーが出た場合には、念のためこの関数できちんと数字データに変換しておくとよいでしょう。
- Value(対象):数値に
演算
- Abs(対象):絶対値
- Sqrt(対象):平方根
- Power(対象,指数):べき乗
- Exp(対象):eのべき乗
- Log(対象、底):対数
四捨五入
小数点以下を四捨五入したり切り捨てたりします。
- RoundUp(対象,桁数):切り上げ
- Round(対象,桁数):四捨五入
- RoundDown(対象,桁数):切り捨て
複数の引数
- sum(数値、数値....):引数すべての合計
- Average(1,2,3):引数すべての平均
- Max(1,2,3):引数すべてのうち最大値
- Min(1,2,3):引数すべてのうち最小値
Sum(TextInput1.Text, TextInput2.Text,1,2,3)
三角関数
- Sin(対象):サイン
- Cos(対象):コサイン
- Cot(対象):コタンジェント
- Tan(対象):タンジェント
- Asin(対象):アークサイン
- Acos(対象):アークコサイン
- Atan(対象):アークタンジェント
その他
- Pi():円周率
- Radians(TextInput1.Text):角度をラジアンに
エラー
この式を評価するのに内部エラー
書き方が正しくないため、式を評価できない場合のエラー。
例えば数値を指定すべきところに文字を入れてしまったなど。
無効な引数の数
引数の数が違います。例えばAbs(数値)では引数は1つです。Log(対象、底)では2つです。
PowerAppsの使い方はこちら。