Power Appsでの文字処理です。
利用する関数はエクセルに準じているといってもいいので、エクセルに慣れていれば使いやすいと思います。
文字関数の使い方
動作確認用に、キャンバスにテキスト入力、テキストラベルを入れておきます。
ラベルのほうでTextプロパティのところに
Right(TextInput1.Text, 3)
のように書きます。
これでアプリを実行すると、TextInput1上で文字を変更する都度、その文を加工した文字がラベルのほうに反映されます。この場合は「Right」つまり指定した字数だけ右側から切り取るという関数になります。
データ修正がすぐ反映されるという点では、エクセルで参照されたセルを変更するとすぐに再計算されるのと同じような感覚で使えます。
関数の動作確認であれば、このようにシンプルなアプリで先にチェックしてみるといいと思います。
文字関数
文字の初期化、結合
「”」で挟むことで文字列を直接指定できます。
文字列同士や、文字とテキスト入力の文字をつなぐ場合は「&」でつなげればOKです。
Concatenate(TextInput1.Text, TextInput2.Text)のようにすると、2つの文字入力のテキストを接続できます。
置換・削除
Replace関数を使うと、文字の特定の個所を置き換えることができます。空白文字と置き換えると削除と同じ動作となります。
- Replace(対象、開始位置、字数、置き換える文字)
抜き出す
- Right(対象、字数)
- Left(対象、字数)
- Mid(対象、開始位置、字数)
右から何文字なら「Right」、左から何文字なら「Left」、開始位置から何文字なら「Mid」を使います。
変換する
アルファベットを変換する以下のコマンドも利用できます。
- Upper(対象):アルファベットを大文字
- Lower(対象):アルファベットを小文字
- PROPER(対象):アルファベットの最初だけ大文字
調べる
字数はLenで調べることができます。
- Len(対象):文字の長さ
PowerAppsの使い方はこちら。