クリエイターの教科書

Excel, ChatGPT, Stable Diffusion, Visual Studioなどの教科書

【Power Appsの教科書】アクションの裏技集 複数のコードを書くには?プロパティを変えるには?

PowerAppsは、ノーコード、ローコードなのでスクリプトはそんなにメインではありません。しかしちょっと気の利いたことを実現しようとするとコードを活用する必要が出てくるでしょう。ここでは便利なアクションについてまとめていきます。

アクションの裏技集

複数行のコードを書くには?

「;」で区切ればOKです。

Icon1.Color:RGBA(255,0,0,1);Notify("here");

 

開発画面上でボタンを押すには?

実行画面にしなくても、Altキーを押しながらボタンを押すとボタンのコードが実行されます。

 

ボタンが押されているか確認するには?

「Notify」で文字を出力することができます。

これをボタンに書いておけば、押されたときに文字が出て確認できます。

Notify("here");

 

ボタンを押すと色を変えるには?

普通に考えればボタンを作ってアイコンの色を変えるには、ボタンの「OnSelect」のところで

Icon1.Color=RGBA(255,0,0,1)

のようにすればいいように思います。

 

しかし実行しても変化はありません。

 

コードで部品のプロパティを変えるのはうまくいかなくて、「おかしいなぁ」「おかしいなぁ」「こわいなぁ」「こわいなぁ」と探してみたら、ある記事に対処方法が出ていました。

Solved: Changing another object property with a button/ im... - Power Platform Community (microsoft.com)

 

まずアイコン1の「Color」のプロパティに変数「mycolor」と指定します。名前は変数で任意なので違う名前でもいいです。

f:id:apicode:20210413220318p:plain

 

次にボタンの「OnSelect」に

UpdateContext({ mycolor: Color.Yellow })

 とします。

これはmycolor変数を黄色に指定するというものです。

f:id:apicode:20210413220329p:plain

 

これを実行すると....ボタンが無事黄色になりました。

 

作り方としては、「先に部品のプロパティを変数にしておいて、その変数を変える」ということになります。こうすると無事切り替わりました。

 

ボタンを押してプロパティを気軽に変更できないのは、アプリで予期せぬバグが出ないような設計ということなのかな...という気もします。

 

なお、変数の変更は

Set(myColor, Color.Green)

 ...のようにSet文を使っても大丈夫でした。

 

アプリ起動時に変数を初期化する

ツリービューで「App」を選択。すると「OnStart」というプロパティがあるのでそこに変数を初期化するコードが書けます。

f:id:apicode:20210413222933p:plain

 

ただ開発モードで実行しても変数が実行されません。実行するには、Appをツリービューで選択してからメニューで「OnStartを実行します」を選びます。

f:id:apicode:20210413222936p:plain

 

OnStartはアプリ開始時に1度だけ実行されるため、このような措置になっていると思います。

 

ユーザ情報を表示する

ユーザ関数を使うと、ログインユーザの情報がすぐ表示できます。

画像を貼り、

User().Image

でユーザの写真を表示できます。

f:id:apicode:20210414100307p:plain

 

位置情報・加速度を取得する

位置情報は「Location.Latitude」、加速度センサーは「Acceleration.X」といった具合に取得できます。

Acceleration, App, Compass, Connection, and Location signals - Power Apps | Microsoft Docs

 

 

その他の裏技

全画面で実行する

ブラウザで実行中のアプリを全画面で表示させます。

f:id:apicode:20210415131115p:plain

 

マイクロソフトエッジではF11キーで全画面表示になります。

PowerAppsのキャンバスアプリを実行させた後で、F11キーを押すとアプリだけ全画面で表示させることができます。

 

PowerAppsの使い方はこちら。

www.kyoukasho.net

このブログは、ネットや書籍上の情報、個人の体験や感想を中心にまとめたものです。 正確性を期していはいますが、間違い・誤訳等あるかもしれません。 当サイトの情報によって生じたいかなる損失について一切の責任を負わないものとします. あらかじめご了承ください。

プライバシーポリシー |〇利用規約 |〇問い合わせ