SharePointは便利なサービスですが、それでも大人数で使うとトラブル対処だけでも時間がとられかねません。
リスクを減らすよう、適切に運用しましょう。
運用が地獄にならないようにするには?
権限わけをしっかり設計する
SharePoint管理の失敗事例を見てみると、権限設定がうまくいっていない場合があります。
SharePointへの苦情で多いものの1つは「アクセスできない」「権限がない」といった場合の対処です。
通常SharePointでは、コミュニケーションサイト、チームサイトと作り訳ができます。
部署、グループではチームサイトを作って、まずは対象外の人はそれが見れないようにするのが一般的です。
しかしコミュニケーションサイトのなかで大人数を細かく権限分けして苦労された事例が見受けられます。
SharePoint Online の集中管理で大失敗!権限はユーザーに委譲せよ! | by Uechi, W. H. | Enterprise Wizard | Medium
データベースを過信しない
SharePointが使いやすい理由の1つがリスト機能です。
リストは簡易データベースのように扱えますので、データ管理がしやすいです。
ところがリストはSQLサーバほどは高機能ではなく、一定件数(5000件など)から挙動がおかしくなることが指摘されています。
よく聞くけど、SharePoint リストの 5,000 件問題ってなんなの? | ドクセル (docswell.com)
最初は良くても、データが蓄積され膨大になっていくと後々問題が起きる可能性があります。
データが思った以上に蓄積されないようにするには、「古いデータは削除する」「最初から外部SQLサーバでデータを管理する」など考えておきましょう。
移行ツール
移行ツールに依存するとかなり大変なことがおきます。
データ移行での運用はあまりおすすめできません。
もし会社がOffice365とSharePointを導入し、貴方が不幸にもNotes移行担当なるものに指名されてしまったら全力で「元のシステムが違うから止めた方が良い。無理にやっても誰も幸せにならない」で押し切りましょう。
— Yellow11 (@br_Yellow11) 2018年6月6日
なお、移行ツールは正解に見えて地獄への落とし穴です。