Unityで、つくりの簡単な手順のメモです。Unityは「簡単な操作性」「豊富なアセット」「PCからスマホまでいろんなデバイスへの対応」などで評価の高いゲーム作成環境です。
Unityを使って作られているゲームは、今では多数存在します。
Unityつくりの準備
あらかじめユニティのインストール、アカウントの作成、ライセンスの取得を行います。
小規模開発の場合は無料で利用できます。
Unityでプロジェクトを作る流れ
プロジェクト作成
新規で「3D」を選んでプロジェクトを作ります。
で、プロジェクト画面に。
先にEdit>PreferrenceでLanguageを日本語にしておくとよいでしょう。
画面左上部はヒエラルキーとシーン。
ヒエラルキーはデータの階層です。3Dの場合、空間上での物体の関連性は重要となります。シーンは実際にゲーム画面に近い状態で見れるエリアです。
下部にはプロジェクトやコンソールがあります。プロジェクトでは、いろんなゲーム用の部品を確認できます。
3Dデータの追加
「ゲームオブジェクト>3Dオブジェクト>キューブ」で立方体を追加してみましょう。
するとシーン上でもキューブが見れます。矢印をドラッグして位置を移動させることができます。
右側のインスペクターでは、選択している物体の情報が出ます。
こちらから数値を入力してサイズを変更したり、色などの情報を変更することができます。
ゲームを動かす
今度はゲームを動かします。
上の再生ボタンでゲーム画面で動作します。以降はゲームタブを開くことで、ゲーム画面を確認できます。
慣れてきたら
再生:コントロールキー+P
停止:コントロールキー+シフトキー+P
というショートカットキーで行いましょう。
コンポーネントを追加
キューブを選び、インスペクターの下にある「コンポーネントを追加」を押します。
物理>リジッドボディ」を選びます。
これでリジッドボディというコンポーネントが追加されました。
これは物理属性を指定するもので、「重力を使用」がチェックされていれば、重力によって落下することになります。
これでゲームをプレイすると、下に何もない状態だと箱はどんどん落下していくことになります。
スクリプトを追加
ユニティでゲームを制御するのはスクリプトの役割が大きいです。ユニティではC#で記述できますので、とっつきやすいほうだと思います。
まずプロジェクトのScenesのところに「作成>C#スクリプト」でスクリプトファイルを作ります。
ダブルクリックすると、Unityではなくテキストエディターが開きます。
今回はStartのところに「Debug.Log ("Hello World");」を追加します。
Startは開始時に実行されることを意味し、Debug.logのところでコンソールへ出力させるという命令になります。
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour
{
// Start is called before the first frame update
void Start()
{
Debug.Log ("Hello World");
}// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}
このスクリプトを先ほど作ったキューブへドラッグアンドドロップして追加します。
これでゲームを実行します。
コンソールのところに「Hello World」という文字が出ているのを確認できればOKです。