USBメモリは大容量の上、CDやDVDのような書き込む手間がありません。そのためデータの受け渡しによく使われます。
しかし、案外貸したのが返ってこない、人のと間違えてしまった、間違えてファイルを上書きしてしまったなどのトラブルも起きやすいです。
ここではUSBメモリについてのトラブルについて対策をまとめていきます。
ファイルを上書きした?削除した?
ファイルを上書きや削除してしまった場合は、復旧ソフトを使うと復旧できる可能性は残されています。
ファイルを削除した場合、ファイルマネージャーからは消去された扱いになりますが、データ自体はディスク上では残っているという場合があります。
そんなときは復旧できる可能性があります。ただし、100%復旧できない場合もあり、あまり過大な期待は持たないほうがいいです。
逆に完全にファイルを削除したい場合は「0」をすべてのディスクに書き込んでクリーンにするといった方法が必要です。
参考:
【Windows 10】完全にデータを消すには?(ハードディスクに0を上書き) - 困ったー
EaseUS Data Recovery Wizard
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se500982.html
インストールして利用します。
復旧対象以外のメディア、ドライブへインストールしてください。
起動したらディスクを選びスキャンを実行します。
「削除されたファイル」を見てみると、確かに一度消去したファイルがでてきました。
ファイルを選んで「リカバリー」を実行して、そのファイルを読み取れればなんとか復旧できたことになります。
ただしデータが破損していてリカバリーはできても完全に元に戻らないケースもあるので注意しましょう。
また、無料版では2GBまでのデータが対象です。利用頻度が高い場合には購入して継続利用するとよいでしょう。
かんたんファイル復活 2
https://www.vector.co.jp/download/file/winnt/util/fh532998.html
フリーソフトで、インストールしなくても利用できます。
ドライブを選び、「ツール>クラスタ検索」を実行すると復活できるかもしれないファイルがリストアップできます。
あとはファイルを選び、「復活」を実行してみましょう。
その他のUSBメモリのトラブル
認識されない?
USBでの認識トラブルには多岐にわたる原因が考えられます。
対処法については以下参照ください。
人のUSBメモリと間違えやすい?
会社や授業で個人でUSBメモリを持っている場合、間違えてしまう場合があります。
100均では小さいシールが売ってますので、このようなものに名前を付けて貼り付けておくと間違われる頻度は各段に減ると思います。
貸したUSBメモリが返ってこない?
USBメモリでよくあるトラブルが貸し借りについてでしょう。
貸した本人は、まさかUSBメモリを返さないはずはないだろうと思っていることと思います。安くなってきたとはいえ、それでも1000円以上するものもあります。
一方で返さない人でも、CDやDVDと同じ感覚の人が多いのではないかと思います。
たいていCDやDVDなどでデータをもらった場合、「要返却」といわれなければ手元に置いておくでしょう。
メディアも1枚数十円ぐらいということもあります。
結局、このように貸すほう・返すほう双方に感覚のずれがあるケースが多いと思います。
対策としては貸すほうはUSBメモリを渡す前にシールを張って「要返却」と書いておくことが一番だと思います。
借りたほうも、返したほうがいいか確認するのがマナーといえましょう。