blenderは、高機能ながらオープンソースで無料で使える3Dソフトです。
マイクロソフトストアより無料でダウンロードできるようになりました。
blenderとは?
昔は高度な3Dソフトは有料で高価なものが多かったです。
有名なのはMayaや3DスタジオMaxなどで、CGスタジオなどをやろうと思えばソフト代も非常にかかりました。
しかし今ではそれらに匹敵する豊富な機能を備えた3Dソフトが無料で使えるようになりました。
それがブレンダーです。
現在はマイクロソフトストアからも無料でダウンロードできるようになりました。
必要な動作環境はウィンドウズ10、メモリ 2 GBですが、メモリ8GB程度は欲しいところです。
また、いろんな機能が画面いっぱいに並びます。できれば大画面のモニターで作業しましょう。
対応ファイルは?
インポート・エクスポートでは
- Alenbic(abc)
- Collada(dae)
- Motion Capture(bvh)
- Stanford(ply)
- gITF2(glb/gltf)
- X3D(X3D,WRL)
- SVG
- STL
- FBX
- OBJ
に対応しています。
対応ファイルが多いので、ファイルのコンバートとして利用するにも便利です。
blenderの使い方
非常に高機能なソフトなため、さわりだけ紹介していきます。
起動するとこんな感じ。
初期状態ではボックスが1つおかれています。
移動
赤・緑・青の矢印はXYZ軸での移動方向となります。
例えば赤い矢印を手前にドラッグすると、ボックスの位置を手前のほうへ移動させることができます。
回転
回転(Rotate)を押すとマウスを動かすだけボックスが回転します。
クリックすると確定します。
拡大
拡大(Scale)を押すとマウスを動かすだけサイズが変化します。
クリックすると確定します。
アンドゥ、リドゥ
操作に慣れないうちは、変なボタンを押して予想外のことが起きたりして大変です。
そんなときはアンドゥ、リドゥを使います。
アンドゥは1つ前に操作を戻します。コントロール+Zで実行します。
リドゥは1つ次の操作を実行します。アンドゥで戻しすぎた場合はリドゥで先に進めることができます。
ショートカットはコントロール+Yではなくシフト+コントロール+Zです。
レンダリング
レンダリング
3Dソフトは、通常上記のようなワイヤーフレームの状態で作業します。
最後にきれいにレンダリングさせます。
レンダリングでは、すべてのデータを反映させたうえで絵のデータを作成することです。
通常はテキスチャ(3Dに張り付けた表面の柄模様など)やレイトレーシング(光の反射を考えたうえでデータを計算)といった処理は省かれています。
レンダリングすると、それらのデータもすべて反映された画像が作り出されることになります。
今回はボックスだけなのでレンダリングしてもあまりきれいにはなりません。
レンダリング画面を消して戻るには、メニューから「隠す」を実行しましょう。
blenderの感想は?
最近はすごいCG映画でもブレンダーで作られた...なんてケースが増えているようです。
確かにブレンダーで作られたという映画をみても、ほかのCG作品と比べてそん色ない感じです。
しかし機能が豊富すぎて、なかなか習得するには時間がかかると思います。
ただし3DCGにあまり縁のない人でも、ブレンダーは多くの3Dデータに対応しています。
3Dデータを確認したり、変換するときに役立ちます。
そういう意味では3D関連の作業をする場合には入れておきたいソフトの1つだと思います。