新学期や新入社でパソコンを買いたい場合、ついでにプリンタの購入も考えたいところ。うちでもちょうどプリンタ買い替えを検討中です。メモがてらチェックするポイントをまとめていきます。
プリンタの選び方は?
まずはプリンタは必要か検討しましょう。
そもそも年数回印刷するぐらいであれば、コンビニで印刷しても問題ないでしょう。
うちでもここ数年はプリンタの字がかすむようになっていて使えなくなっています。
そのかわり、コンビニでプリントすることが多くなりました。
行くのは多少手間ですが、買い替えるよりはコストは全然いいです。
「はがきをよく作る」「ビジネス資料はうちでも印刷したい」「地域の役員となり、なにかと文書を作って配る必要がある」「学校の宿題等の提出が多い」「CDラベルを印刷したい」...など、プリンタを購入したいとなったら、どんなものがあるかリサーチしてみましょう。
店頭でプリンタを見ると、1万円以下の初心者向けモデルか、2~3万前後のものが多い感じでした。
楽天やアマゾンでは、必要な機能のだけチェックしてフィルタリングしながら検索できます。
「自分が求める機能のプリンタがどのぐらいの価格帯なのか」を確認するためにアマゾンなどを見てみるのもいいかと思います。
必要な機能を検討する
アマゾンのプリンタページでは、画面左側にチェックがあります。
チェックを入れると、その機能に対応した製品が一覧できます。
◆基本機能
プリンタでは印刷以外にも、コピー、スキャン、写真プリント、FAXなどの機能を持つものがあります。
コピーがあれば、紙のファイルをスキャンしておなじものを複製してくれます。
スキャンはスキャナー機能で、データ化してパソコンなどに取り込みます。
写真プリントは、写真のような高画質印刷が可能。
FAXならファックスをうけたり、相手のファックスへ文書を流したりできます。
今回うちは、「コピー」機能ぐらいまであればいいかなという感じです。
◆カテゴリー
プリンタでは、インクジェット、レーザープリンタなどの区分があります。
印刷方式は画質へ大きく影響します。
家庭用の安価なプリンタならインクジェットが多いと思います。
うちでは、そんなに画質や印刷速度にはこだわらないのでインクジェットプリンタにしようと思います。
◆出力タイプ
カラーかモノクロでも選択可能。
一応うちではカラーにしようかなと思います。
◆用紙サイズ
通常はA4ぐらいまででそんなに大きなものを印刷することもないかと思います。
今回はA4程度があればいいかなと思います。
◆その他の特徴
他の検討事項としては
- 接続方法(USBやWiFi)
- 両面印刷への対応
- CDラベルへの対応
などがあります。
自分の目的に応じて選んでみましょう。
インクに注意!
プリンタは購入時だけがお金が掛かるというものではありません。
実はインクカートリッジが曲者です。
インクの情報は、上記のように検索で調べるというのは難しいです。
そこでレビュー欄をよくみてみましょう。
互換インクは使えるか?
インク代を安く提供する互換インクがあります。
通常はメーカーが純正インクを出していますが結構高いです。
それに対し、外部企業が勝手に?対応インクを作って販売しています。
安くプリンタを買ったとします。
でも純正インクしか利用できない機種であれば、結果的にインク代がかさみ、トータルのコストが高くなります。
ちょっと高いプリンタであったとしても、純正インクで対応可能だとします。結果的に、トータルでは安くなるかもしれません。
レビューによっては、「互換インクが使えない」と指摘してくれるケースもあります。
量販店店頭ならば「互換インク」対応か店員さんに確認してみましょう。
インクは単体で用意できるか?
ある機種のレビューを見ていたら、インクカートリッジでバラ売りがないもがあるようでした。
カラープリンタでは、黒・赤・緑色などの色別にインクカートリッジがあります。
印刷内容によって使うインク量が異なります。
先に赤のインクだけなくなったりします。
通常はなくなった色のインクカートリッジだけ買って入れ替えればいいはずです。
しかしカートリッジが色ごとではなく、4色で1つのカートリッジという仕様だとします。すると、1色分使いきっただけでも4色丸ごと入れかえとなります。
このように買い替え頻度があがってしまうと、ランニングコストが高くことになります。
量販店店頭であれば「インクはバラで買えるか?」といったことも店員さんに確認してみるとよいでしょう。
うちでは、いろいろ調べたりした結果、1万円以下のブラザーのプリンタに決めました。
画質より価格優先ということと、液晶パネルが大きくて見やすいことなどが理由です。
レビューはこちら。
プリンタが遅くなった?
設定を確認する
まず白黒の文字だけの文書を試しに印刷してみましょう。
それが早い場合には、印刷がカラーであったり、ファイルサイズが大きい場合に遅くなっている可能性が考えられます。
特に印刷設定で「精緻モード」のような指定があれば、より繊細に印刷するため、印刷速度は遅くなります。
「ドラフトモード」があれば、印刷の画質を落として早くなるか確認してみましょう。
(これらの設定は、プリンタ依存です。設定項目がない場合もあります)
大きいファイルの場合、パソコンのメモリが足りないと、印刷用データの生成に時間がかかっている可能性もあります。
データ通信を確認
パソコンやソフトの設定に問題がなければ、次に怪しいのはデータの送信です。
最近のプリンタはWiFi経由で接続可能です。
WiFiの受信速度が弱まると、データ送信にも影響が出ます。
WiFiは、ほかの電子機器と周波数が干渉しあってしまい速度が遅くなるケースも見受けられます。
WiFiの不具合と対策については以下参照ください。
有線のほうが確実ですので、有線LANに対応しているならばLANケーブルでつないでみるのもいいと思います。
プリンタ本体の確認
パソコンが問題なくて、データ送信も問題がないとなると、プリンタ自体に何等か原因がありそうです。
可能性として考えられるのは、給紙が適切に動かないケースです。
給紙用のフィーダー(回転するロール状の物体)は、徐々に汚れていきます。
すると、吸いつきが悪くなり、給紙に悪影響が出ている可能性があります。
綿棒などでロールの部分についている汚れを取り除く作業が必要となります。
プリンタが動かなくなったら?
プリンタが動かなくなったら以下確認してみましょう。
ソフトによるものか確認する
まずソフトを変えて、印刷できるかどうか確認します。
例えばウィンドウズ10ではフォト、ペイントやペイント3Dなどのソフトが使えます。
ソフトを変えて印刷できた場合、ソフトの印刷設定に問題があると思われます。
プリンタのドライバを確認する
次に怪しいのはプリンタドライバーです。
利用しているプリンタのホームページへ行き、ドライバソフトに最新版があればダウンロードしてインストールしなおしましょう。
ウィンドウズアップデートを確認する
ウィンドウズでは定期的にウィンドウズアップデートが実施されます。
そのタイミングで急にドライバーが動かなくなる...ということがあります。
今まで使えていたプリンタが、何も設定変更していないのに急に動作しなくなった...なんて場合にはウィンドウズアップデートが実施されていた可能性があります。
既にウィンドウズアップデートのバージョンで「KB4524147」や「KB4522016」などでプリンタエラーになるケースが報告されています。
また「KB4549951」では、HPレーザージェット、EPSONのプリンタなどでエラーが表示されます。「ドライバーがインストールされていない」と認識されていないようなエラーが発生し、アップデートをアンインストールしたら動いたという事例も起きて言います。
プリンタ本体を確認する
プリンタでは、カラーパネルで情報が表示されているものを選んでおくと、エラー表示もチェックしやすいです。
インク切れ
インク切れでプリンタが動作していない場合があります。
この場合、「印刷がかすれる」「特定の色のプリントがおかしい」といった兆候は出ていると思います。
インクを入れ替えて試してみましょう。
給紙フィーダーの汚れ
給紙用のフィーダー(回転するロール状の物体)の汚れによって、用紙がうまく引き出せなくなる場合が考えられます。一度蓋をあけてみて、綿棒などでロールの部分についている汚れを取り除く作業が必要となります。