ウィンドウズ10にして、シャットダウンから終了までの時間が長くなるケースがあります。
ここではシャットダウン関連の不具合と対応をまとめてみました。
シャットダウンが遅い場合の対応は?
レジストリで終了待ち時間を変更する
サービスの終了に時間がかかる場合があります。終了待ちの時間を短くして、シャットダウンを早くできるかもしれません。
「ウィンドウズキー+x」などで「ファイル名を指定して実行」を起動。
「regedit」とうち、レジストリエディタを起動します。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control」へ移動。
「Control」を選択し、右側に「 WaitToKillServiceTimeout」とあるのでダブルクリック。
ここにある数値が大きければ、小さいものにします。
あまり小さすぎない程度に変更しておきましょう。(5000程度?)
システムをチェックする
ディスク不具合などで終了処理が適切に進まない場合があります。
そこで、「ウィンドウズキー+X」で「コマンドプンロンプト(管理者)」を選びます。
「sfc /scannow」と入力し、リターンキーを押し、システムチェックを実施します。
イベントログにエラーがあるか調べる
イベントログでエラーがないか調べます。シャットダウン時に失敗しているサービスなどがあれば無効にしましょう。
「ウィンドウズ+X」でメニューから「イベントビューアー」を実行。
「システムツール>イベントビューアー>カスタムビュー>管理イベント」を選ぶと、エラーイベントを閲覧できます。
エラー項目をクリックすると、下に情報が出るのでそれをもとに対策を考えてみましょう。
イベントログが多数の場合は、終了イベントだけをフィルタリングして表示できるようです。
「Applications And Services Logs\Microsoft\Windows\Diagnostics-Performance\Operational」へ移動し、右クリックで表示させたメニューから「現在のログをフィルター」を選びます。
ダイアログでイベントIDを含めるで「203」を入れOKします。
これで終了イベントのログのみ表示されます。
参考:How to Make Windows Shut Down Faster
インテルマネジメントエンジン
あるユーザはデバイスマネージャー>システムデバイスにある「Intel(R) Management Engine」を選びドライバを一度アンインストールしたらよくなったといいます。
ただしうちでは入ってなかったので、マシンによって違うかもしれません。
参考:shutdown - Windows 10 doesn't shut down properly - Super User
シャットダウンが終わらない場合は?
ウィンドウズアップデートが実行されてなかなか終わらない場合があります。
その場合は無理に強制終了はさせないほうがよいでしょう。
それでも何時間も終わらない、という場合はやむえず強制終了は必要ですが。
またウィンドウズアップデート関係なくても終了しなくなる場合があります。その場合は強制終了させざるをえないでしょう。
ウィンドウズではシャットダウンの方法がいくつかあります。ケースによっていろんなパターンを試してみましょう。
スタートメニュー
標準的な終了方法は、スタートメニューより「電源」>「シャットダウン」を選びます。
ショートカットキー
「Ctrl + Alt + Del」を押した後、右下の電源マークのアイコンをクリックします。
Alt + F4
「Alt + F4」キーでは、アクティブなアプリケーションを強制終了させることができます。
アクティブなアプリがすべて終了したうえで「Alt + F4」キーを押すと、シャットダウンのダイアログが表示され「OK」で終了できます。
ファイル名から実行
ファイル名を指定して実行から「shutdown -a」と入力します。
電源ボタンを長押しする
最後の手段?はこれ。電源ボタンが、ウィンドウズが終了するまで長押しします。
その他の不具合
このアプリがシャットダウンをさまたげています?
ウィンドウズで終了しても、アプリ側がブロックしている場合があります。
例えばペイントアプリなら、絵がまだ保存されていない場合にそのまま終了されてもこまるわけです。
通常はどのアプリがまだ作業中かわかるのですが、わからない場合は不便です。
その場合、「ウィンドウズキー+X」で「タスクマネージャー」を実行。
起動中のアプリがわかるので、1つ1つ消去して確認してみるとよいでしょう。