Windows10にアップグレードしたら、アイコンの下の文字やクロームなどのメニューでの文字サイズが小さく感じる場合があります。ここでは、文字やアイコンを見やすくするための設定についてまとめてみました。
メニューやアイコンの文字サイズを変更する(クリエイターズアップデート以降)
ウィンドウズ10にして、なんか文字が小さくなった感じがします。
特にクロームなどのブラウザで、メニューやお気に入りに入れていた項目が文字が小さいために読みずらくなっています。
ところがウィンドウズのクリエイターアップデート後は設定項目自体がなくなっているようです。
ディスプレイサイズ自体を変更する
ウィンドウズが改悪アップデートされた以降は、この方法がまず推奨されます。
単純にディスプレイでの表示比率を変更するというものです。
コンパネで「文字サイズ変更」があるのですが、上記画面が開きます。
表示比率変更前はこちら。
変更後はこちら。
たしかにメニューも大きくなりますが、画面全体大きくなってしまいます。
レジストリを変更する
クリエイターズアップデート以後に文字サイズだけを変更するにはレジストリの変更が必要です。
レジストリエディタを起動し、「HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics」を開きます。
「menuFont」など、フォントのバイナリ画面を開きます。
最初の2文字を「EC」や「EB」へ変更してOKで終わらせます。
その後変更を適用するために一度ウィンドウズからサインアウトしてサインインしなおす必要があります。
参考:Windows/フォント/システムフォントサイズをレジストリ修正して変更する - yanor.net/wiki
ただしうちでちょっと試した感じでは変更できませんでした。またレジストリ設定を間違えると結構大変な目にあう可能性がります。PC初心者の方は下の方法を利用したほうがいいかもしれません。
ユーティリティソフト「Winaero Tweaker」を使う
レジストリエディタでの変更は大変です。
「Winaero Tweaker」というソフトを使うと簡単に文字サイズの変更などを指定できます。うちではもう欠かせないソフトの1つとなっています。
こちらよりダウンロードします。無料です。
Downloads / Software / Winaero Tweaker
下のほうにダウンロードリンクがあります。
ダウンロードしたらインストーラを起動。
途中で規約同意などでは「AGREE」のボタンのほうを押して進めましょう。
ソフトがインストールされたら起動します。
メニュー文字の大きさを変更する
左のメニューから「Advanced Appearance Settings > Menus」を選びます。
右側の画面で「Change Font」を選びフォントを選びます。
このときにフォントのサイズを大きめに設定します。
終わると下に「Apply changes」というボタンがあるのでクリックします。
すると左下に「Sign out now」というボタンが出ます。
変更を反映するには一度ウィンドウズからサインアウトする必要があります。
そのため、作業がおわったら「Sign out now」ボタンを押して一度ウィンドウズからサインアウト、その後再びサインインしましょう。
ためしにブラウザでメニューを開くと、大きくなってました。
アイコンとその文字の大きさを変更する
また「Advanced Appearance Settings > Icon」で今度はアイコンのフォントのサイズを変更してみました。
まず「Horizontal sapcing」「Vertical spacing」の数値を大きめにします。
また「Change font」でアイコンの下の文字のフォントとサイズを変更します。
終わったら「Apply changes」で変化を適用してからサインアウト、または再起動すればOK。
こっちがビフォー
こっちがアフター
無事アイコンの文字のサイズを無事変更することができました。
いちいちサインアウトしないと変化が反映されないのですが、これでいろんな個所の設定を変更して試してみるとよいでしょう。
ウィンドウズのバージョンアップによってこの変化が適用されないくなる可能性はあります。
一応留意ください。
参考:Change Icon Text Size in Windows 10 Creators Update
旧バージョンでの設定方法
文字サイズを変更する
コントロールパネルを開きます。
コンパネの表示方法が変更になっています。下記ページを参照ください。
【Windows 10】コントロールパネルやコマンドプロンプトを使うようにするには? - 困ったー
コンパネが出たら、「テキストやその他の項目の大きさの変更」というのがあるのでこれをクリックします。
検索で「テキスト」などで探すと出てくると思います。
ここで「メニュー」を選びフォントサイズを例えば12などと選びます。
そして、右下の「適用」ボタンを押すと変更できます。
クロームでお気に入りをブックマークバーに入れてるのですが、結構小さいです。
「メニュー」の大きさをプルダウンから11にしたらこんな感じで、読みやすくなりました。
また「アイコン」を選ぶと、デスクトップやエクスプローラのアイコンの下の大きさを変更できます。
フォントサイズを例えば12などとすると大きく見やすくなります。
タイトルバーの大きさを変える
タイトルバーの設定は残念ながらありません。
しかしタイトルバーの文字サイズを変更することで、便宜的にバーを大きくすることができます。
「コントロールパネル」から「ディスプレイ>テキストやその他の項目設定」を選びます。
そして「タイトルバー」の文字サイズを大きめにします。
変更後、アプリを起動するとこんな感じになります。
文字を大きくしたので、結果的に上のバーのサイズも大きめになります。
ウィンドウの最小化や閉じるボタンも間隔は、間延びしますけど(汗)。
しかしこの方法では、最近のアプリ(いわゆるユニバーサルアプリ)では変化しませんでした。
こちらでどうしても大きさを変えたい!という場合には、下記の「全体的に大きくするには?」を参照ください。
regファイルを作って、一度に設定する
大型のウィンドウズアップデートするたびに文字サイズが戻ってしまいます。いちいち直すのは面倒なので、regファイルを作って一度で治せるようにします。
まずは「プログラム名を実行」から「regedit」といれてレジストリエディタを起動します。
次に「HKEY_CURRENT_USER\ControlPanel\Desktop\WindowMetrics」へ移動します。
上記の方法でフォントサイズなどを設定し終わった後で、ファイルからエクスポートを実行します。
すると任意の場所に、任意のファイル名でregファイルが作成できます。
あとはウィンドウズアップデートなどで文字サイズが元に戻ったら、このファイルをダブルクリックで起動。
実行唱とすると以下のようなメッセージが出ますが、そのまま続行します。
これでOK。
ただし残念ながら、PCを再起動しないと大きさが有効にならないようです。
ともあれ、設定が毎回面倒という方はこういう方法も選択肢に入れておきましょう。
なお、レジストリ変更は多少リスクが伴います。
自信のない方?はPCの回復ポイントを設定していつでも戻れるようにするなどしておいてから試すのがよいでしょう。
フォントのトラブル
フォントがインストールできない場合は?
ウィンドウズ10にしたらフォントがインストールできなくなったというケースがあります。
対策としては、ウィンドウズファイアウォールをオンにしたら無事インストールできるようになった場合があるようです。
参考:Can't Install ANY Fonts in Windows 10 - Microsoft Community