テレワークや在宅勤務に切り替える企業も増えています。
コミュニケーションをどうするかは大事な問題ですが、その1つの解決策がビデオ会議です。ここでは人気のビジネスビデオ会議システムZoomについて紹介します。
あわせてZOOMがつながらない場合の対策を紹介します。
Zoomとは?
ビデオチャットサービスを専門で提供する企業です。
Zoomのビデオチャットは使いやすいうえ、ビデオ品質も良く、導入する企業も増えています。
アカウント
誰でも簡単にアカウントを作れます。
メールを入力し、贈られてきたメールの認証リンクへ移動。名前やパスワードを入れ、招待をすませれば完了です。
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
この後すぐミーティングを開催できるようになります。
ビデオ会議
実際の接続は別途ソフトをダウンロード・インストールして行います。
かなりこのあたりの手間は軽減されているので、わりあいすぐ会議ができるようになります。
ビデオ会議を起動するとこんな感じ。
下にはマイクやビデオのミュート・停止、参加者の招待、画面共有、チャット、レコーディングなどの必要な機能のアイコンが並びます。
シンプルで使いやすいです。
招待であれば、この会議のリンクURLを相手に送るだけで相手は参加できます。
表示モードを切り替えて、並列的に表示することもできます。
もちろん文字によるチャットやファイル送信も問題ありません。
音・映像が出ない場合は?
ステータスを確認する
CPUやメモリについてチェックしておきましょう。
設定>統計情報でCPUやメモリが十分空きがあるか確認することができます。
「設定>統計情報>ビデオ」では、動画送受信の情報が確認できます。
極端にレートが遅い場合などは、ネットワークのほうの障害の可能性が高いと思います。WiFiなどに切り替えて試すか、WiFi自体の設定を確認したりWiFi機器の再起動を試してみましょう。
カメラのオンオフを確認する
各参加者はマイクやカメラ設定のオンオフがすぐできますので、そちらも確認しましょう。
設定は、右上の歯車アイコンから行います。
利用カメラを切り替える
通常は「設定>ビデオ」でもカメラ画面がでます。
出ない場合はカメラのところにあるプルダウンから利用可能なカメラを切り替えて試してみましょう。
利用したいカメラが一覧に出ない場合は
・きちんとUSBがささっているか
・USBスイッチャーなどでカメラ電源がオフになっていないか
・カメラのドライバーがちゃんと動作しているか
...など確認してみましょう。
カメラのレンダリング方法を切り替える
設定>ビデオの下に「詳細」ボタンがあります。
するとビデオレンダリング方法(ビデオ画面を描画する機能)を選択できます。Direct3Dとはウィンドウズがゲーム用に用意している描画形式で、高速に動画を再生するのに向いています。
GDIは標準的な画面表示で、高速表示用ではありませんがかえってDirect3Dよりも安定した表示が期待できると思います。
またビデオキャプチャリング方法を選択できます。これはカメラで動画を取得する方法だと思いますので、カメラ画像が映らない場合にはこちらを切り替えて試してみるといいかと思います。
仮想背景をオフにする
仮想背景は、人物だけ切り取って背景を隠します。
ただし人物がうまく認識できない場合は、人が表示されなくなります。
動画は送信できているものの人物が表示されない場合には、仮想背景をオフにしておくとよいでしょう。
マイクを確認する
音がしない場合は、マイクやカメラ設定を確認してみましょう。
設定>オーディオで、「スピーカーのテスト」や「マイクのテスト」ボタンがあるので押して反応を見ましょう。
出ない場合は利用ドライバを右のプルダウンから切り替えて試してみましょう。
マイクによっては、オンオフボタンやミュートボタンがマイク自体についている場合があります。意外に盲点ですので、きちんと確認してみましょう。
パソコンの機種によっては、そもそもマイク入力のレベルが低い場合もあります。うちのPCは最大音量にセットしていてもかなり低い感じです。
つながらない場合は?
エラーコードを確認する
以下はZOOMに接続できない場合のエラーコードです。
原因特定に必ずしもつながるものではありませんが、ネットワーク系のトラブルであることはわかると思います。
5000, 5003, 5004、104101、104102、104103、104104、104105、104106、104110、104111、104112、104113、104114、104115、104116、104117、104118
サーバ障害をチェックする
真っ先に考えられるのがメンテナンス・サーバ障害です。
Zoomでは以下サイトにてステータス情報を公開しています。
稼働していれば「Operational」になっています。
(更新2020/8/24)
現在ZOOMに大規模障害が起きているようです。ご注意ください。
https://downdetector.com/status/zoom/
ポートを確認する
ファイアウォールやアンチウィルスソフトによってZOOMが利用しているポートが利用できない可能性もあります。
ファイアウォール設定で、以下ポートが利用できるか確認しましょう。
- TCP:80,443,8801, 8802
- UDP:3478, 3479, 8801 - 8810
参考:Network Firewall or Proxy Server Settings for Zoom – Zoom Help Center
McAfeeやAVGなど、アンチウィルスでブロックされていないことも確認しておきましょう。
最新版にアップデートする
セキュリティの不備が指摘されていたZOOMですが、暗号化を強化したバージョン5に移行します。ミーティングにはパスワードがないと入れない場合もあります。
旧バージョンのままだと「このミーティングに参加するには、5.0以降のバージョンのアプリが必要です。更新して、続行してください」のようにバージョンアップが促されますので必ず更新するようにしましょう。
WiFI再起動
サーバのほうに問題がない場合は、自分のPCのネットワーク環境のほうにトラブルが出ている可能性が高いです。
利用しているWiFIを再起動するなど、自分のネットワーク環境の動作を改善してみましょう。
DNSのチェック
利用しているDNSサーバに何等か障害があれば、ネットにつながりにくくなりZOOMの利用にも影響がでます。
DNSは無料で使える大手提供のサービスがあります。切り替えて動作を試してみるとよいでしょう。
エラーコード一覧
0、3000、10002
インストールエラー。最新ファイルを手動でダウンロードしてインストールしてみましょう。
またインストール前に一度アンインストールを行ってから実施するとより確実でしょう。
https://zoom.us/support/download
13003
パーミッションエラー。
インストーラを管理者として実行しましょう。
2008
ウェビナー開催ライセンスが切れている可能性があります。
今一度契約状況を確認しておきましょう。
エントリーポイント?Entry Point not found?
「 Microsoft Visual C++ 2008 SP1.」を入れなおしてみましょう。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=10986
XmppDll.dll?
最新のアプリへインストールしなおしてみましょう。
参考:
Error codes and messages for meetings and webinars – Zoom Help Center