ウェブ開発などでは、レンタルサーバではなく自宅PCで先に開発するほうが手間的に楽です。ウェブサーバでよく使われるApacheなどはウィンドウズ上でも動かすことができます。
ここでは、Windows 11でApache, MySQL, PHPのインストールする手順をまとめていきます。
Windows 11へApache, MySQL, PHPのインストール
Apache
Apache VS16 binaries and modules download (apachelounge.com)
いわゆるウェブサーバソフト。Apacheをインストールすれば「localhost」を使ってブラウザからアクセスして作ったHTMLを表示させることができます。
しかも無料!です。
ダウンロードするには、上記サイトへアクセス。
サイトにはWin64、Win32があるので選んでダウンロードします。
通常のWin10、Win11は64ビットのほうを選びます。
解凍後、「Apache24」フォルダを任意の場所へ配置します。インストーラはありません。
設定
Apache24フォルダ内のファイルから設定を変更します。
CONF>httpd.confでは
・サーバのルートを変更:
Define SRVROOT "c:/Apache24"
・HTMLファイル設置場所を変更:
DocumentRoot "C:\HTML"
<Directory "C:\HTML">
..などしておきましょう。
インストール
管理権限でパワーシェルを起動します。
コピーした場所へ移動してからインストールコマンドを実行します。
cd C:\Apache24\bin
.\httpd.exe -k install
「successfully installed」でインストール成功。
あとは「ApacheMoniter」を実行し、サーバをスタートします。
ブラウザで「localhost」へアクセスしApacheのページが表示されればOK。
エラーが出る場合、「httpd.conf」にエラーがあったりします。
今一度確認しなおしましょう。
動かない場合は?
動かない場合はVisualC++ランタイムをチェックしましょう。
サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード | Microsoft Docs
また設定ファイルの書き方でエラーになることも多々あります。
httpdconfを開き、サイト名やHTMLファイルを置いているパスなども確認しておきましょう。
PHP
PHPは、サーバサイドでプログラム・スクリプトをかける言語となります。Perlなどもありますが、PHPのほうがポピュラーではないでしょうか。
利用するには以下よりPHPデータを入手。データを解凍して任意の場所へ配置します。
拡張子PHPのファイルを作り以下を実行。
<?php
echo(phpinfo());
?>
PHPの情報が出ればOK.
MySQL
MYSQLはいわゆるデータベースサーバーになります。PHPなどから呼び出して使うことができます。
最初にODBCドライバをインストールします。
MySQL :: Download Connector/ODBC
続いて以下よりMySql Community Serverを入手し、インストールします。
MySQL :: Download MySQL Community Server
MySQL Command Line Clientがインストールされるので起動してログインできれば、とりあえずインストール済。
主なコマンド
・ユーザ一覧
SELECT user, host FROM mysql.user;
・データベース一覧
show databases;
・データベースmydbを作成
create database mydb
・データベースmydbを削除
drop database mydb
PhpMyAdmin
PhpMyAdminは、PHPからMySQLのデータを直接入力・編集できるモジュールになります。
こちらも無料で使えます。
まずは以下よりダウンロード。
HTMLのおいてあるパスへ入れておきましょう。
PHPのバージョンと会わないとエラーがでるようです。こちらはphpmyadmin5.4とphp8.1の組み合わせでのエラーらしいです。