
グーグル、マイクロソフトなどの錚々たる企業では、インドの方がCEOとしてばりばり腕をふるっています。
なぜインド人CEOが活躍するのか、そしてどんな方がいるのかについてまとめていきます。
インド人CEOが多いのはなぜ?
インド人CEOで世界的大企業のCEOが増えています。
グーグル、アドビ、マイクロソフトなど世界の本当にトップな企業のCEOを務める方が多いが目を引きます。
その影響力はCEOにとどまりません。
トランプと大統領レースを争った民主党候補、カマラ・ハリスさんはインド系アメリカ人。
2025年に2025年11月のニューヨーク市長選挙で当選したゾーラン・マムダニ氏は、インド系アメリカ人。
このように政治の場面でも主要職にインド系の人材がでてくるようになりました。
インド人CEOが多い理由としては、もちろんもともとの人口が多いため、優秀な人材の数が多いことはあるでしょう。
そして数学や英語に堪能な人材の宝庫でもあります。
インドの数学教育は早期から高度で、小学6年生で中学レベルの内容を学び、九九を20まで習得します。 生徒が自ら問題解決する指導法が論理的思考を養い、IT産業などのキャリアに直結します。
競争率の高いインド工科大学(IIT)入試(倍率50倍以上)が演習量を増やし、暗算力も強化されます。歴史的にゼロの発明地として数学文化が根付いている点も指摘されています。
一方の英語ですが、都市部の私立校では授業が英語で行われ、休み時間や家庭でも日常的に使用します。 英語の歌や絵本を通じた親子学習が習慣化し、自然な会話力が身につきます。
植民地時代の遺産で英語が公用語的に機能し、グローバルビジネスで有利です。公立校でも毎日英語授業があり、熱心な教育が支えています。
教育面以外では、エンジニアと経営の両方に優れている人材ということも見逃せません。
多くのインド系経営者は、エンジニア経験がありITの現場がわかる人が多いです。
さらに経営についても学んでおり、「工学系の修士号と経営学の修士号の両方を持っている」という方が目立ちます。
技術にも経営にも両方強い人が「クラウド戦略」を推し進めると、それはやっぱり強いですね。
日本では、どうしても経営陣と現場エンジニアが分断してしまっている印象があります。この辺は企業カルチャーを変えていく必要はあるかもしれません。
世界的大企業で活躍するインド人CEO
IT企業
アルビンド・クリシュナ(IBM)
Arvind Krishna。
1962年インド ウェスト・ゴダバリ生まれ。
インド工科大学カンプール校出で、その後IBMへ。
レッドハットの買収やクラウド戦略を進めた立役者のようです。
米IBM、8年ぶりトップ交代 新CEOはインド出身: 日本経済新聞 (nikkei.com)
ツイッター: Arvind Krishna(@ArvindKrishna)さん / Twitter
シャンタヌ・ナラヤン(Adobe)
Shantanu Narayen。
1963年 インド ハイデラバード生まれ。 アップルを経てアドビへ。
アドビのクラウド戦略を積極的に進めました。
サブスクリプションモデルのAdobe Creative Cloudが有名ですね。
スンダー・ピチャイ(Google)
Sundar Pichai
グーグルはラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンらによって創業された世界的なインターネット検索エンジン、広告配信の企業です。
現在はスンダーピチャイさんへと経営をバトンタッチしています。
1972年 インド マドゥライ出身。インド工科大学、スタンフォード大学、ペンシルベニア大学を経て2004年からグーグルに参加しています。
ツイッター: Sundar Pichai(@sundarpichai)さん / Twitter
サティア・ナデラ(マイクロソフト)
Satya Nadella。 1967年インド ハイデラバード生まれ。
マイクロソフトといえばビルゲイツ創業によるコンピュータOSを牛耳るテックの巨大企業です。
ナデラさんは、サン・マイクロシステムズからマイクロソフトへ転職。 MSではサーバ部門などを担当していました。 最終的にはCEOまで上り詰めました。
一時はスマホブームへの乗り遅れで失望感もあったマイクロソフトですが、オフィス365をはじめクラウド戦略で一気に盛り返した印象があり、その立役者はナデラさんといってよいでしょう。
ツイッター: Satya Nadella(@satyanadella)さん / Twitter
ニケシュ・アローラ(パロアルトネットワークス)
Nikesh Arora ニ
ケシュ・アローラさんは、1968年インド ガーズィヤーバード出身。
現在はセキュリティ関連企業Palo Alto Networks (PANW)のCEO。
元は元Googleシニア・バイス・プレジデント。
またソフトバンク時代は、グループ代表取締役副社長兼ヤフー取締役会長でした。 孫さんの後継者と一時期言われていましたが現在は決別しています。
ツイッター: Nikesh Arora(@nikesharora)さん / Twitter
サンジャイ・メロトラ(マイクロン)
Sanjay Mehrotra サンジャイ・メロトラさんは1958年インド カーンプル生まれ。 サンディスクの共同創設者。
現在はマイクロンのCEO。マイクロンはナスダック上場(MU)半導体製造企業です。
ツイッター: Sanjay Mehrotra(@MicronCEO)さん / Twitter
ジェイシュリ・ウラル(Arista Networks)
Jayshree Ullal。
Arista Networksは、2004年設立のネットワーク機器メーカーです。
データセンター、仮想化・クラウドコンピューティング向けのイーサネットスイッチ製品などをてがけます。
ジョージ・クリアン(NetApp)
NetAppのCEO。
NetAppは、ナスダック上場(NTAP)のクラウドデータサービス企業です。
消費財
リーナー・ナーイル(シャネル)
Leena Nair シャネルの新CEOに抜擢されたリーナーさん。
1969年インド生まれ。前の会社はユニリーバで、アジア人初の最高人事責任者となっていました。
シャネルの新CEOに元ユニリーバのリーナー・ナーイルが就任(FASHIONSNAP.COM) - Yahoo!ニュース
インスタはこちら。
https://www.instagram.com/leenanairhr/
ラクスマン・ナラシンハン(スターバックス)
Laxman Narasimhan。
世界的コーヒーチェーンスタバで、名物CEOといえばハワード・シュルツさんでした。
しかし、2023年にラクスマン・ナラシムハンがCEOに就任しました。
ラクスマン・ナラシムハンさんは、もともとペプシコで経営に携わっていました。また、イギリスのトイレタリー分野を中心とした日用品・医薬品・食品メーカのReckitt BenckiserでもCEOとして腕を振るってきました。
その他
アジャイ・バンガ(マスターカード)
Ajaypal Singh Banga。
1959年 インド プネー出身。
マスターカードといえばクレジットカード大手のひとつ。 2021年末にこの職を辞任する予定です。
ヴァサント・ナラシンハン(ノバルティス)
Vasant Narasimhan
ヴァサント・ナラシンハンさんは1976年生まれ。ただ出身はアメリカです。
ノバルティスは世界的な製薬企業です。
ツイッター: Vas Narasimhan(@VasNarasimhan)さん / Twitter
インスタ: Vas Narasimhan(@vasnarasimhan) • Instagram写真と動画
退社されたインド人CEO
ラジーブ・スリ(Nokia)
NokiaCEOでしたが、2020年8月退社。
パラッグ・アグラワル(ツイッター)
Parag Agrawal。
ジャックドーシーがCEO引退を発表したら株価が上昇して話題のツイッター社。
後継のパラッグさんは、インド工科大学、スタンフォード大出身のバリバリエンジニア。
ツイッターではCTOを担当していました。
1984年インド アジュメール生まれでバリバリ若いです。
イーロンさんがツイッターを買収し、Paragさんは辞任となりました。
ツイッター: Parag Agrawal(@paraga)さん / Twitter











