ワンノートというと、なんかよくわからないソフトという人も多いのではないでしょうか。文書つくるならワード、計算するならエクセル、プレゼンするならパワポ、というイメージに比べると弱いです。
しかしワンノートはどんどん便利になっています。ここでは便利な機能をまとめてみました。
ワンノートを使うには?
ワンノートはマイクロソフトのノート・クリッピングツールです。
最近ではエッジと連携して、特定のウェブページをクリップするのも簡単にできるようになりました。
以前はオフィスに含まれる製品ですが、今後は無料配布となるようです。
オフィス2019のまとめ 365ユーザは使える?インストールできない?ワンノートがない? - 困ったー
マック版も無料で使えます
またスマホ版も利用できます。
iOSはこちらを参照ください。
【iPhoneアプリ】ワンノート・アプリの使い方 - 困ったー
アンドロイドはこちら。
アップルウォッチでの利用はこちら。
【アップルウォッチ】オフィスのアプリを使うには? - 困ったー
PC版をダウンロードするには?
オフィススイートからは外れたので、ウィンドウズ版ワンノートは個別にダウンロードする必要があります。
マイクロソフトストアからダウンロードするには以下へアクセスしましょう。
また下記ページよりダウンロードもできます。
OneNote 2016 for Windows をインストールまたは再インストールする - OneNote
下のほうに
「ここをクリックして、Windows 用の 32 ビット版の OneNote 2016 をダウンロードしてください。」
「ここをクリックして、Windows 用の 64 ビット版の OneNote 2016 をダウンロードしてください。」
としてそれぞれのバージョンのワンノートのダウンロード用リンクが設置されています。
ワンノートアイコンを出さないためには?
ワンノート2016をインストールして実行すると、以後PCを起動するたびにワンノートのアイコンがタスクバーに出るようになります。
あまりワンノートを使わない場合には、このような自動起動をオフにしておきたいかもしれません。
やり方は簡単。
まず「ウィンドウズキー+x」でメニューから「タスクビュー」を実行します。
「スタートアップ」のタブへ移動。
「Sent to OneNote Tool」というのがあるので右クリックでメニューから「無効化」を選びます。
または選択後に右下の「無効にする」ボタンを押します。
ワンノートの新機能
画像の文字認識
画像ファイルの場合、文字データを持っていないので文字にできません。しかしワンノート2016を使えば画像から文字を抜き出すことができます。
まず画像をコピーし、ワンノート2016へペーストします。
画像をつくるのが面倒という場合には「PrintScreen」キーを押すとPC画面をキャプチャできますから、そのあとワンノートへペーストしてください。
次に画像の上で右クリック。メニューから「画像からテキストをコピー」を実行します。
次にワンノートやワードなど文字を使えるソフトを起動して、ペーストを実行します。
するとこのように文字データが貼り付けられます。
おそらく文字データは、「画像認識」で画像から文字っぽいものを抽出しているため一部は誤字など正しくない可能性があります。
そのため、文字が正しいかは人間の目で最終チェックしないといけないでしょう。
しかし、画像をみながら一から文字を入力するよりは段違いに作業効率はあがることでしょう。
数式入力
ワンノート2016は便利な機能がたくさんあります。
その一つが数式入力です。
「描画」で「インクから数式」をクリック。
するとダイアログが開きます。
ここで数式をペンツールで手書きします。
するとそれが自動で数式に変換されます。
挿入ボタンを押すと、ワンノート内のノートに貼り付けられます。
コピペするとワード2016へ持っていくこともできます。
エッジと連携
エッジで表示中のページに手書きメモを添えて共有なんてことができます。
マイクロソフトの新ブラウザエッジでは、ページをクラウド上に保存できます。
ページを記録する
ワンタッチでワンノートにページを保存することができます。
まずEdgeを起動し、ウェブサイトを開きます。
保存したいページがあったら、右上にあるアイコンで、共有ボタンを押します。
共有可能なものの一覧が出ます。
そのなかから、ワンノートを選びます。
するとデータが表示されます。その後、右上にある「送信」ボタンを押します。
以上でOKです。
ページを見る
スタートメニューから、ワンノートのアプリを起動します。
すると、送信していたページが一覧できます。
ネット上で見る
アプリ上で項目を右クリックしメニューを出します。
「ページへのリンクをコピー」します。
次にブラウザでそのリンク先へアクセスします。
するとページがブラウザ上でも確認できます。
onenote.comへアクセスし、ワンノートからページを見つけようとすると現在は表示されません。
ワンノートの不具合
処理が重い場合は?
ワンノート2016は、基本的に動作は軽めなのでチューンアップする必要は一見なさそうです。
ところがワンノートではバックグラウンドで複雑な処理を行っています。
設定でその処理時間を変更しておくことができます。
「オプション>詳細設定」を選びます。
「バッテリのオプション」があり「最大限のバッテリ使用時間」を選択しておくと、バックグラウンド処理の負担が軽減されます。
ページがローディング中のまま?
ワンノートに保存しても、ワンノートで見ようと思ったらローディング中が続いて全然表示されないことがあります。
ワンノートでは、ソフトとウェブ版と両方使うことができます。
片方がだめなら、もう片方で確認してみるとよいでしょう。
ソフトの場合、スタートメニューから「OneNote」を選びます。
ウェブ版の場合には以下のURLよりアクセスできます。
ただし同期がまだ不完全な場合には表示されません。