Stable Diffusionは、オープンソースで使えるAIのため、多くのユーザがカスタマイズして便利に使えるようになっています。
ところがCEO Emad Mostaqueさんが突如辞任。今後のStabiity.AIの継続についても不安が残ります。
CEO Emad Mostaqueさんが突如辞任
Stable Diffusionは画像生成AIをオープンソースで発表。その後もLLMや3Dモデルなど、AIを使いやすくする技術の公開が続いており、ユーザにとっても期待のAI企業の1つでした。
ところがCEOのエマド・モスタクさん(Emad Mostaque)が辞任を発表しました。
現在はCOOのシャン・シャン・ウォン、CTOクリスチャン・ラフォルテが一時的にCEOとしての役割を行っていくとしています。
Stability AI Announcement — Stability AI
辞任理由は多くを語らずで、 DecentralizedAIつまり分散型AIを模索していくことを理由としているようです。
All in on #DecentralizedAI
— Emad acc/acc (@EMostaque) 2024年3月20日
現在多くのAIはたくさんのデータやリソースが必要となり、どんどん1部の大手企業の寡占が懸念されており、それも理由の1つなのでしょう。
ただStabiity.AIは資金調達がうまくいっておらず、存亡が不安視されていることも事実です。
そのことで、会社との路線の違いで決別してしまったという可能性もあるかもしれません。
現時点ではStabiity.AIは継続していますが、まだまだ資金的な不安は解消されていません。
また、Stabiity.AIのデータでは著作権の問題も指摘されています。
「違法に使っているのではないか」との懸念があり、そうなると大手他社は買収や資金提供は二の足を踏んでいてもおかしくはありません。
Stable Diffusionは拡散しており、急に利用不可になるとは思えませんが、ある段階で一切のアップデートやサポートがなくなる状況になる可能性はあるので注意が必要です。