テーブルを扱う際に利用できる関数がどんなものがあるかのまとめです。
テーブルの初期化
初期化
テーブルは「{ Title: "バッテリー", Quantity: 10, Price:15 }」のようなデータの配列となります。
変数「cTable」にテーブルを作るには以下のように「Set」関数を使って「Table」関数とデータの羅列を使います。
Set(cTable,Table({ Title: "バッテリー", Quantity: 10, Price:15 }))
テーブルを調べる
特定の行の値を調べる
テーブルで最初の行を抜き出す「First」関数を使うと、1行目の特定の値を取得できます。
First( cTable).Title
最終行は「Last」関数を使います。
Last( cTable).Title
ソートする
「Sort」で指定した列に応じて並び替えをします。
Sort( cTable, Quantity )
フィルタリングする
「Filter」でフィルター条件で抽出します。例えば列Quantityが0より大きいレコードだけ抽出するには以下のようにします。
Filter( cTable, Quantity > 0 )
レコード数を取得して、該当レコードだけの数になっていることが確認できます。
CountRows(Filter( cTable, Quantity > 0 ))
探す
「Search」でレコードを探すことができます。
Search( cTable, "バッテリー", "Title" )
ヒット数でも確認できます。
CountRows(Search( cTable, "バッテリー", "Title" ))
「Lookup」を使えば、特例のレコードを探して別の列の情報を取得することもできます。
LookUp( cTable, Title= "バッテリー", Quantity )
データ数を調べる
「CountRows」で調べることができます。
CountRows(cTable)
データの処理
複数のレコードのデータを文字列として抜き出す
「Concat」を使ってテーブルの指定列をコンマ区切りで連結して出力します。
Concat(cTable, Title & ",")
合計を調べる
「Sum」関数を使うと、テーブルの値の合計がすぐ算出できます。
Sum( cTable, Price )
平均値を調べる
同様に「Average」ですぐテーブルの特定列の平均値が出ます。
Average( cTable, Price )
Power Appsではデータやテーブルの管理がちょっとわかりにくかったです。アプリの作成には欠かせませんので、しっかり理解しておきましょう。
PowerAppsの使い方はこちら。