Power Appsを使えば、ノーコード、ローコード、つまりあまりプログラミング言語をガシガシ書かなくてもアプリを作れます。
Power Appsとは?
マイクロソフトのアプリ開発環境です。
従来のアプリづくりは、プログラミング言語をかなり書かないといけませんでした。しかしパワーアップスを使えば、コードなしで、あるいはコード少々でアプリができます。
ただしパワーアップスはパワープラットフォーム向けなので組織アカウントが必要となります。
また、グーグルプレイストアやアップルのアップストアに公開するためのアプリを作る...というものではありません。PowerAppsアプリ内で起動し、指定した人が作ったアプリを利用することができます。つまり、業務用の専用アプリをPowerApps内で使えるようになるというものです。
以下より利用できます。
ライセンス
アプリごとのプラン(ユーザーごとに 1 つのアプリを実行する):月額¥1,090
ユーザーごとのプラン(ユーザーごとに無制限のアプリを実行する):月額¥4,350
Power Appsでできること
キャンバスアプリ
画面のうえに画像や部品を配置してアプリを作成することができます。
開始するには、作成画面から「キャンバスアプリを一から作成」で開始します。
あとはボタンやペン入力、画像や動画、テキスト入力やコンボボックスなどの部品を配置。位置や設定を変更したり、ボタンが押されたときのアクションなどを指定してきます。
手順についてはこちらを参照ください。
【Power Apps】キャンバスアプリ作成の流れは? - アプリの教科書
モデル駆動アプリ
ノーコードでビジュアルにアプリをデザインできます。
作成は上記のような画面で、慣れればひょっとすると簡単なのかもしれませんが...。
ポータル
Wixのようなサイト作成機能です。
開始するには作成から「一から作成するポータル」を実行します。
あとは画像や文字データを追加するなどしてサイトを完成させましょう。
作成の大まかな手順はこちら。
【Power Apps】ポータルって何?作るには? - アプリの教科書
データ
Power Appsの特徴の1つがデータ管理です。
たいていのウェブサイトやアプリは、サーバ側にデータベースを持っています。
Power Appsでは画面上でテーブルを作成・管理する機能があります。エクセルのファイルなど様々なリソースへアクセスしてデータを作ることができます。
またオンラインでレコードを追加したりデータの閲覧も可能です。
使い方については以下参照ください。
フロー
マイクロソフトではフローというサービスを提供しています。
これはIFTTTのように、いろんなサービスを組み合わせて自動化させることができるサービスです。
Power Apps内からも作成可能です。
チャットボット
チャットボット作成のシナリオも作ることができます。
トップ画面で「チャットボット>作成」から実行します。
シナリオはキーワードドリブンです。
トリガーとなるキーワードに合致した場合にオプションワードを提示したりして分岐シナリオを作成していきます。
【Power Apps】チャットボットを作るには? - アプリの教科書
AIビルダー
マイクロソフトではAzureで機械学習を活用したAI技術を提供しています。
管理
作成したアプリはメニューの「アプリ」を押すと一覧できます。
Power Appsの不具合
画像が出てこない?
Power Appsで作ったアプリが、スマホでは画像が表示されませんでした。
ただし一定時間待つと画像が出てきましたので、サイズの大きい画像などは読み込み時間が結構かかる場合があるのかなという印象でした。
最近のスマホでとった写真などはファイルサイズが大きいですから、もし縮小した画像でもんだいなければ、小さくしてからアプリに画像をはったほうがよさそうです。
サインインできない?
Authenticator を使用する場合、特定の Android モバイルではサインインに失敗することがあるようです。
ファーウェイやViVOなどで、これはOEMの制限のためとのこと。
バグと改善情報
その他「Microsoft Edge 経由でインポートされたカメラ画像が反転される」「カメラ画像にメタデータ情報が含まれていない」など、機種ごとに問題がある場合がありますので以下で確認ください。