スマホを使っていて悩ましい問題のひとつは通信量。 ふだんの月額使用料を抑えていても、結局通信量が足らずに追加オーダーで結局高くなったり、なんてこともよくあるのではないでしょうか。 ここでは通信量削減に効果のありそうなアプリをまとめてみました。
通信量削減アプリの種類は?
主に以下の3タイプあります。それぞれ良しあしがあります。
データ圧縮型
データ自体を圧縮して転送するため、データの通信量自体を削減してくれます。 データ量自体を削減する効果が大きい反面、画像など利用するデータやアプリの種類で効果が分かれます。
アプリ制限型
通信を行うアプリをブロックするタイプです。ずっとブロックするものや、ある条件ではブロックするように設定したりできます。 無駄に通信を頻繁にするアプリをブロックできる反面、アプリごとに設定しないといけないので面倒です。
通信量監視型
通信の量を絶えずチェックし、多い場合には警告して通知してくれるタイプ。 わかりやすくて便利な反面、アプリ自体は通信量自体の削減は行ってくれません。
データ圧縮型
データを一度圧縮して送ってくれるため、パケット節約を実現してくれます。 ただし、一度別サーバを中継するためにレスポンスが遅い場合があります。dTVのような動画配信アプリでは、このタイプの節約アプリを使った場合には動画が見れない、といった場合もあるので注意しましょう。
Opera Max
オペラマックスは、通信データ自体を圧縮することによってデータ通信量を削減してくれます。 特に画像データの圧縮などに強いため、ブラウザで画像の多いサイトへアクセスするなどの場合に効果を発揮します。 画像とはいえインスタグラムのようなアプリの場合、データの所持方法が違うためか効果はでません。 このあたりアプリによってずいぶん変わってきます。
ダウンロードはこちら。 Opera Max - データ管理 - Google Play の Android アプリ
お勧め度:★★★★★
オペラマックスの利用を開始すると、アプリ上でどのぐらいデータ圧縮で節約してくれたかがチェックできます。
左上の設定を開くと、メニューが出てきます。「モバイル使用量」「WiFi使用量」では、データの圧縮具合を設定できます。
WiFi接続時は画像の劣化を防ぐため、圧縮を抑え気味にする、といった設定ができます。
メニューから「アプリの管理」を選ぶと、アプリごとにデータ通信できるかどうかを設定できます。 無駄に通信を行うアプリはここでブロックしておくとよいでしょう。
使った感じではスマートニュースやウェブブラザなどのデータがよく削減されているようです。
オペラマックスでネットがつながらない?
オペラマックスを利用していると、ネットがつながらなくなることがあります。 これは通常のネットではなく、オペラマックスの方のネットワークがダウン?などしているために結果としてウェブサイトを表示できない場合があります。 ごくたまにこういう場合がありますので、そのときはオペラマックスをオフにするか、時間をおいてから接続しなおしてみるほうがよいでしょう。
Onavo Extend
こちらもデータ圧縮で通信データ量を削減してくれます。
Onavo Extend | Data Savings - Android Apps on Google Play
お勧め度:★★★★
オペラマックスは日本語で利用できますが、こちらは英語のみ。 使いやすいほうを選びましょう。 うちでは日本語対応しているのでオペラマックスのほうを利用しています。 現在のところ大きな不具合はありません。 ただしGYAOやdVideoなどの動画アプリを利用するときには、動画表示できなくなる場合があります。 その際はオペラマックスなどのほうから除外設定をしておきましょう。
アプリ制限型
パケセーブ
パケセーブは、スマホの状態に応じて通信可能なアプリを設定できるというものです。 データの送受信自体を圧縮してデータ量を抑えるというタイプではないようです。 インストールはこちら。
パケセーブpackesave3G/LTE節約Firewall - Google Play の Android アプリ
お勧め度:★★
起動するとこんな感じ。
上のボタンを押して、このアプリがデータの送受信にアクセスできるよう設定しましょう。
あとは画面オフ時でも通信できるアプリ、画面オンのときに通信できるアプリなどを設定していきます。 無料の場合には数に限りがあります。
DataEye
DataEye | Save Mobile Data - Android Apps on Google Play
お勧め度:★★★
データアイも不要なアプリの通信アクセスをブロックしてくれるアプリです。 インストール後、まずはこのアプリがVPNを監視できるよう許可しましょう。
アプリ開始後はこんな感じです。
「コントロール」タブへ移動すると、アプリごとに制限するかどうか設定できます。 また、他のアプリを起動すると、通信可能にするか、10分だけ通信可能にするか、ブロックするかを聞いてきますので、選ぶことができます。
通信量管理型
通信の量をチェックし、1日の通信量の目安を超えたら警告を出してくれるタイプのアプリです。
マイデータマネージャー
マイデータマネージャーは通信量をチェック。 特にモバイルネットワーク、WiFi、ローミングとそれぞれの通信量をチェックできるので、海外旅行のときにも便利です。 どのアプリがデータ量を使っているかも把握できます。
タブからモバイルを選ぶと、通常のモバイルネットワークでの利用量がわかります。
WiFiタブでWiFiでの転送量をチェック。 海外旅行でWiFiルータなどで転送量を購入するといった場合、このようにWiFiでのデータ量が確認できると便利です。
タブでローミングを選ぶと、ローミングでの使用量がわかります。
メニューからアプリを選ぶと、アプリでどれが一番データを使っているか調べることができます。
下のケースでは、音楽アプリのスポチファイがよく使っていたようです。
旅先では抑えましょう。
公式サイト: http://www.mydatamanagerapp.com/
アンドロイド: My Data Manager - Google Play の Android アプリ
Datally
アンドロイドOSを提供しているグーグルが自らリリースした通信監理ソフト。
現在は英語版のみでちょっとわかりずらいですが、最初に履歴へのアクセスを許可する設定をしましょう。
「Open Usage Access」で「Datally」のところを許可しましょう。
次に「Help Improve Datally」と出ますが、これは利用状況が送られるかどうかなので、どちらを選んでも問題ないでしょう。
これがメイン画面。「Set up data saver」ボタンでデータ節約を開始します。
最初はアクセスの許可をします。
オンにするとバックグラウンドでの通信をカットして、通信量を抑えることもできます。
WiFiを見つける機能もあります。 なるべくWiFiで済ましたほうが、モバイル通信費用を削減できることになります。
アンドロイド: Datally: mobile data-saving & WiFi app by Google - Google Play の Android アプリ