ソフトを作ると、設定された値を保存しておいて次回はすぐ読み込めるようにしたいものです。
やり方はいろいろあってiniファイルに保存したり、レジストリに保存したりします。しかし、Visual Studioでは設定値をより簡単に扱う方法があります。
値を設定
アプリ上で値を書き込んで、次回は読み込むということはよく行われます。
いろんなやり方があって、自前でファイルに読み書きすることもできます。
ただ作業時間を最短で...となるとVisual Studio備え付けの機能を使うのが早そうです。
値を登録
まずアプリケーションを選んで右クリックメニューからプロパティをひらきます。
「設定」を選ぶと、値を指定できます。
名前は任意、種類は数値ならintで文字ならStringといった具合に選びます。
値は初期値を入れておけます。
読み込み
「Properties.Settings.Default」+指定した名前...でアクセスできます。
widで初期値を1000としておいて、以下のようにダイアログで確認してみましょう。
MessageBox.Show("wid=" + Properties.Settings.Default.wid);
書き込み
「Properties.Settings.Default」+指定した名前...へ値を入れれば変更できます。
Properties.Settings.Default.wid=2000;
ただし保存して次回も変更した値を利用するにはSaveをしておく必要があります。
Properties.Settings.Default.Save();
変更した場合でも、プロジェクト>プロパティ>設定のほうの初期値は変わりません。