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【Power Automate Desktopの教科書】XMLを取得し、値を調べるには?

ネット上ではXML形式で、商品価格などのデータを提供しているサイトがあります。そういうところからXMLをダウンロードして、XML内の数値を抜き取ることはPADなら簡単にできます。

XMLを取得し、値を調べるには?

X

サイトによっては商品情報、為替情報などのデータをXML形式でAPIとして配信しているところがあります。

それらのデータを取り込んで値を抜き出すことがPADで可能となります。

 

手順としては、ネットからXMLファイルをダウンロードし、XMLファイルとして読み込んでからXML要素を調べます。

 

XMLをダウンロード

サンプルとしてアメリカ政府の地震データを入手します。

https://earthquake.usgs.gov/fdsnws/event/1/count?format=xml

f:id:apicode:20210309103407p:plain

 

「アクション>Web>Webからダウンロード」を使ってXMLファイルをダウンロードしてパソコン内のファイルとして保存します。

f:id:apicode:20210309103412p:plain

 

 




ファイルを読み込み

「アクション>XML>ファイルからXMLを読み取り」を使って、先ほどダウンロードしたXMLファイルを読み込みます。 

f:id:apicode:20210309103551p:plain

 

値を取得

<count>10844</count>のように、とくていのタグに挟まれた値を取得してみましょう。

 

「アクション>XML>XMLの値を取得」を使います。

地震の回数は「query」タグの下の「count」タグのところにあるので、クエリを「/query/count」のように記述します。

タグは複数設定される場合があるのでそういうときは「/query[2]/count」のようにして特定の回数で出てくるパスを記述します。

f:id:apicode:20210309103414p:plain

 

実行後、左のフロー変数の個所で地震の回数が無事抜き出せていればOKです。

f:id:apicode:20210309103418p:plain

 

属性を取得

今度は属性を取得します。

属性というのはタグの内側に書かれる情報で、例えば以下のようなXMLファイルの場合、dayやareaといった箇所が属性となります。

<query>

<count day="1" area="japan">10843</count>

<maxAllowed>20000</maxAllowed>

</query>

 

 

「アクション>XML>XML要素の属性を取得」を使います。

XPathクエリでは「/query/count」を、属性名で「area」を指定します。

f:id:apicode:20210309104315p:plain

 

実行して「japan」が抜き出せていればオッケーです。

f:id:apicode:20210309104450p:plain

 

 

他には、

  • XMLをファイルに書き込み
  • XML要素の属性を設定
  • XML要素の属性を削除
  • XML要素の値を設定
  • XML要素の挿入
  • XML要素の削除

といった機能があります。

 

XMLファイルを編集して、その内容を書き出すということも簡単に行うことができます。

 

 

 

Power Automate Desktopの導入方法や基本的な使い方については以下参照ください。 

www.kyoukasho.net

このブログは、ネットや書籍上の情報、個人の体験や感想を中心にまとめたものです。 正確性を期していはいますが、間違い・誤訳等あるかもしれません。 当サイトの情報によって生じたいかなる損失について一切の責任を負わないものとします. あらかじめご了承ください。

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