オフィス2019がリリースされました。それに伴い「エクセルをバージョンアップすべきか」などの検討される方もいることでしょう。
しかしオフィス365をすでに導入している方はつかないのでしょうか?
ここではワード2019やエクセル2019についての情報をまとめていきます。
ワード2019・エクセル2019とは?
オフィス2019がリリースされます。前回はオフィス2016でした。
オフィス2019の内容や仕様については以下参照ください。
エクセルは2019では、BI(ビジネスインテリジェンス)能力の強化などが注目点となります。
オフィスの新機能
オフィス全体で以下のような機能が対応しています。
3Dファイルのサポート
STLなどの3Dファイルが利用可能となりました。
SVG対応
アイコン機能というネーミングですが、SVG形式のファイルを読み込めるようになりました。
リンクトイン機能・ビジネスインテリジェンス機能が強化されています。
エクセル2019の新機能
新しい関数
以下が追加されました。
CONCAT関数
複数のセルのデータをつなぎ合わせた文字列を作成します。
IFS関数
IF条件を複数記述できます。
MAXIFS関数
最大値の算出で、さらにIF条件を追加して計算できます。
MINIFS関数
最小値の算出で、さらにIF条件を追加して計算できます。
SWITCH関数
特定条件で表示を切り替えます。IF文による分岐が複雑になりそうな場合にはこちらの関数を使ってスッキリ記述するとよいでしょう。
TEXTJOIN関数
複数のセルの文字を、文字区切り記号を指定したうえで連結してくれます。
JavaScriptへの対応
近年ではウェブデベロッパだけでなく、ソフトウェアエンジニアでもJavaScriptの利用者が増えています。
Javascriptはプログラミング言語として優秀とは思いません。
が、利用者のすそ野の広さでは無視できない存在となっています。
そんなJavaScriptが、いよいよエクセルでも利用可能となるようです。
残念ながら、期待されるような使い方とはちょっと違います。
イメージするのはVBAエディタを開き、マクロをJavaScriptでガシガシかける....という感じですがVBAエディタでの対応はなさそうです。
コード入力はVisualStudio経由となるとのこと。
最近VisualStudioは使ってないのでどんな感じなのかイメージがわきませんが...
ともあれ、エクセルがJavascriptで制御できたり、VBAエディタからも使えるようになれば、かなり便利になると思います。今後に期待しましょう。
参考:
https://www.neowin.net/news/javascript-functions-are-coming-to-microsoft-excel-among-other-features
機械学習への対応
エクセルが「Azure Machine Learning(AML)」へ対応することが発表されました。
AMLは、マイクロソフトのクラウドサービスAzureにおいて、クラウド型で機械学習を利用できるというプラットフォームです。
エクセルではセルに関数として「=AZUREML」と入力すると、AMLを使って作られたモデル一覧がすぐ参照できるようになります。
AMLをダイレクトにエクセルから作成できる、...というよりは先にAMLで作った学習モデルをエクセルでも利用できるようにした...という感じと思われます。
参考:Announcing tools for the AI-driven digital transformation | Blog | Microsoft Azure
今後はエクセルだけで機械学習を簡単にハンドリングできるように進化していってくれるとユーザとしてはうれしいのですが。。。今後に期待しましょう。