2021年になりましたが、今年は雪が多いうえ、コロナによる影響もあって停電の危険性も高くなっています。冬に暖房が使えなくなると大変ですので、早めに対策を検討して準備しておきましょう。
今年は停電の可能性が高い?
今年は例年より雪が多くて換気が強いです。となると、暖房として電力をより使いますし、ブリザードなどの影響で配電網がやられる可能性もあるでしょう。
加えて今年は停電の頻度が増えるであろう他の要因もあります。
まずコロナが爆発感染となってきています。先日は都電の運転士が感染して便数が減らされるということがありました。今後、電力会社・工事会社でクラスターが起きれば電力のメンテナンスに影響が出ないとも限りません。停電時に人員が動員できないという事態も懸念されます。
また、LNG(液化天然ガス)のが不足。東京電力では企業の自家発電電力を要請しているという記事が出ています。これも心配材料です。
東電、企業の自家発電から電力調達へ LNG在庫不足で: 日本経済新聞
中国では停電が頻発しており、LNGや石炭などの国際流通にも異変が起きている可能性はあります。
この時期に停電はきついですから、電力や暖房でしっかり事前準備が必要でしょう。
バッテリー
ポータブル電源
まず停電対策としてはポータブル電源があります。日頃から蓄電しておき、いざというときはAC電源やUSBが使えるようになります。
高いものほどより高いバッテリーが使えますが、緊急時用となるとそんなに高いものを買うのはどうかとも思います。
以下が一つの目安です。
・エアコン 300~3000W
・電子オーブンレンジ 1000~1400W
・電気ポット 900~1400W
ちなみにうちのファンヒーターは通常時30Wぐらいですが、 起動時600W必要です。
ソーラー電源
冬は晴れた日が少ない場合も多いとは思いますが、ソーラー電源があればスマホ分ぐらいは補給しやすいと思います。
残念ながらソーラーは非常に弱いです。購入にあたっては、パネル面積の大きいものを探しましょう。
照明
懐中電灯やランタンがあればまずはよいでしょう。
うちの懐中電灯は、手回し発電のやつですが手回しの部分が折れて使いにくくなったので急遽購入しました。
懐中電灯とランタン両方使えて1000円でした。
食料
食料リストとしては
□水
□アルファ米
□缶詰
□レトルト(調理済で温めなくてもたべれるもの)
□クラッカーやシリアル
□ジャム、チーズ等
など。
さとうのごはんは温めないとでんぷん部分が硬いままでおいしくありません。アルファ米なら水やお湯を入れてもどすので停電時はおすすめです。
うちが買ってきたアルファ化米は保存期間5年。水または熱湯を160ML注いでよくかき混ぜます。値段は330円ぐらい。
当然水も必要ですが、あまり多すぎてもかさばります。
市販のペットボトルのものは期限は1年程度あるので、適宜買っておくというのがよさそうです。せめて上のアルファ化米に使える程度はあるとよいでしょう。
レトルトでは「温めなくてもおいしい」とするカレーなどがあり、これは植物油を使うことで脂分が固まらないようにするなどの工夫がされています。
また常備用としておでん、豚汁なども売られています。冷めてても食べれるものがおすすめです。
いまのところうちでは以下のところまで備蓄をそろえました。
水の備蓄、あるいは万が一の水の供給受けのためにはウォータータンクなどもあるとよいでしょう。
暖房
カセットガスヒーター
カセットガス・ガス缶を使って燃焼できます。
火力にもよりますが、ガスボンベ1本で1~3時間程度のようです。
石油ストーブ
電源不要のストーブは1台は用意しておきたいです。電池式、または手回し発電で使えるものがあります。うちは1台は電池のストーブがあります。
ファンヒーターをモバイルバッテリーで使えないかみてみたると、起動時にかなりの電力を使うため難しい感じです。
その他
豪雪等の影響で水道への影響も考えられます。
水で不便なものの1つがトイレですので、凝固剤で固めてくれるトイレ処理セットなどを用意しておくとよいでしょう。