Visual Studioを使っていると、プログラム以外にも「デバッグ版」にしたり「リリース版」にするなど、いろいろ管理方法も知っておかないといけないので結構面倒です。
リリースに至るまでに一応知っておいたことがよさげなことについて調べたものをまとめてみました。
Debug版?Release版?
VisualStudioで開発していると、デバッグ版やリリース版の設定があります。
デバッグ版は、その名の通りデバッグ情報を追いやすいため開発はしやすいです。
リリース版になるとよりコードが最適化されます。例えばデバッグ版にあるようなメモリの上書き検知などがなくなるようです。
とはいえ、実行速度のパフォーマンスに極端に差がないような場合にはDebug版でもそのままリリースしても大丈夫ではないかと個人的には思います。
切り替えて実行
基本的にはメニューのとこでプルダウンでDebugとReleaseを切り替えて実行すればすぐビルドされます。
プロジェクトのディレクトリで「bin」ディレクトリの下に「Debug」や「Release」が出てきてれば、それぞれの版のビルドがされていることがわかります。
プロジェクトごとに設定する
メニューで「ビルド>構成マネージャー」を選びます。
こちらでソリューションの設定がDebugであっても、個別にはExeはDebug、インストーラはReleaseにしておく...といった設定ができるようです。
バージョン情報
設定する
「デバッグ>(プロジェクト名)のプロパティ」を開き、「アプリケーション」タブへ移動します。
アセンブリ情報をクリックすると会社情報はアプリのバージョンを設定できます。
バージョン情報は、アプリの不具合の場合の問い合わせにも利用すると思います。プログラムの更新にともなってマイナーバージョンを少しづつあげていくといいと思います。
公開のたびにリビジョン番号を自動的にインクリメント
公開データを作るたびにリビジョン番号を1足してくれる方法もあります。
「デバッグ>(プロジェクト名)のプロパティ」を開き、「公開」タブへ移動します。
「公開ごとにリビジョンを自動的にインクリメントする」というチェックをオンにします。
さらに「公開ウィザード」で公開方法を選びます。
公開すると指定したFTPへアップされるなどの方法があります。
プログラムから取得する
上記で設定したバージョンは、C#の場合には以下のようなプログラムから読み取ることができます。
まずは宣言。
using System.Reflection;
あとは「System.Reflection.Assembly」のメソッドやプロパティを取得していきます。
System.Reflection.Assembly assembly = Assembly.GetExecutingAssembly();
System.Reflection.AssemblyName asmName = assembly.GetName();
System.Version version = asmName.Version;
this.Text = this.Text + "(" + version.ToString() + ")";