SVGはいわゆるベクター系のファイルフォーマットで、軽量かつ縮小や拡大に対応しやすいグラフィックの形式です。
ここではファイルエクスプローラーでのプレビュー方法や、編集に便利なビューワなどを紹介していきます。
SVGとは?
XMLで記述されるベクター型のグラフィックファイルです。
ネットのページではPNGやJPEGといった画像ファイルが主流です。しかしこれらは点の集まりに近い形式のため、拡大すると画質が落ちます。
それに対してSVGファイルでは、描画を始点や終点の座標などで記述します。
結果として、いくら縮小しようが拡大しようが、画質には影響しないという特性があります。ファイル自体も軽量化が期待できます。
SVGのおすすめビューワは?
SVGをファイルエクスプローラーで見るには?
SVGファイルをファイルエクスプローラー上でプレビューできるエクステンションが利用できます。
以下サイトよりダウンロードできます。
https://github.com/maphew/svg-explorer-extension/releases
下にある「dssee_setup_x64_v011.exe」をインストール後、PCを再起動します。
なお、うちでは「dssee_setup_x64_v011_signed.exe」はインストールできませんでした。
インストール後は、ファイルアイコンですでにプレビューできるうえ、選択すればプレビュー画面でもファイルを確認できるようになります。
おすすめビューワは?
見るだけであればIEやクロームなどのウェブブラウザでSVGファイルを開くことができます。
対応状況は以下でも確認できます。
https://caniuse.com/#search=svg
おすすめエディタは?
作成ソフトとしては以下のようなものが利用できます。
BoxySVG
シンプルで使いやすいエディタです。
あまり高機能ではないのですが、その分操作も覚えやすいと思います。
無料。
【Windows 10】SVG編集ツール「Boxy svg」 非常に使いやすいです。 - 困ったー
Inkscape
非常に高機能なグラフィック編集ソフトです。
レイヤーなどにも対応しているうえ、すべて無料で利用可能です。
無料でありながら、イラストレーターのように豊富な機能を実装したSVG作成ソフトとしてはこれが一番ではないでしょうか。
【Windows 10】Inkscapeの使い方 書式変更は? - 困ったー
LibreOffice Draw
LibreOfficeは無料で利用可能なオフィスの代替えスィートです。
なかでもLibeOffice Drawは、作画機能が使えます。
特にフローチャートのような図案を作るのに向いています。
保存自体はSVGフォーマットはサポートされていませんが、エクスポートからSVG出力が可能です。
【Windows 10】リブレオフィスの使い方 ファイルが開かない場合は? - 困ったー
パワーポイント
マイクロソフトオフィスユーザーの方は、パワーポイントがSVG形式での出力することができます。