OpenAIではChatGPT、WhisperのAPI提供を開始しました。
ここで価格や申し込み方法を紹介します。
ChatGPT、WhisperのAPI提供開始
Introducing ChatGPT and Whisper APIs (openai.com)
「開発者は、APIを通じてChatGPTおよびWhisperモデルをアプリや製品に組み込」めるようになりました。
ChatGPTは質問をすると回答してくれる文字生成サービスです。
Whisperは音声から文字おこしをしてくれるサービスです。
APIは、PythonやNode.jsでの利用となります。PHPからも利用可能。
Quickstart tutorial - OpenAI API
ChatGPT
以下が簡単なサンプルとなります。
https://platform.openai.com/docs/guides/chat
Pythonの場合、openaiライブラリをインポートしてコールすればOK。
import openai
openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "system", "content": "You are a helpful assistant."},
{"role": "user", "content": "Who won the world series in 2020?"},
{"role": "assistant", "content": "The Los Angeles Dodgers won the World Series in 2020."},
{"role": "user", "content": "Where was it played?"}
]
)
API経由のデータの保存は30日程度まで。ChatGPTでの機械学習には利用しないようです。
価格はgpt-3.5-turbo(ターボ ) 0.002 ドル / 1K トークン
1,000トークンで約750ワードに相当します。
Whisper
Whisperは高品質の文字おこし(Text To Speech)システムで、APIから利用できるようになりました。
Pythonの場合、openaiライブラリをインポート。
オーディオファイルを指定するだけで文字を返してくれます。
作るのはずいぶん楽ちんですね。
import openai
audio_file= open("/path/to/file/audio.mp3", "rb")
transcript = openai.Audio.transcribe("whisper-1", audio_file)
価格は0.006ドル /分(1秒未満四捨五入)。
文字数ではなくオーディオファイルの長さ?となるようです。
OpenAI提供サービスのAPIの価格一覧についてはこちらを参照ください。
ChatGPT API FAQ | OpenAI Help Center
OpenAIのAPI、支払い設定の仕方
有料申し込み
OpenAIのAPIは、初回は無料分が使えます。
それ以上使う場合は費用が掛かります。
クレジットカードを登録して支払えるようにします。
ログイン後、以下より「Set up paid account」をクリック。
個人の場合は「Indivisual」を選んで進みます。
クレカを登録します。
申し込みが終われば以下のように表示されます。
制限
利用上限ですが、規模に応じてあらかじめOpenAIのほうで上限が決めているようです。
それとは別にハードリミット(API受付拒否)、ソフトリミット(通知)の金額を設定できます。
最初はソフトリミットを小さくしておき、早めに通知が来るか確認するとよいでしょう。
確認
実際にAPIを使えるようになれば、以下ページより利用の状況や費用を確認できます。
https://platform.openai.com/account/usage
PHPで使うには?
以下参照ください。