Num Lockのオン、オフによってテンキーの機能を変更することができます。しかしうちではよく押し間違えてオフにしてひどい目にあっています。また、起動時いつもオフになるというトラブルもよくあります。
ここでNum Lockまわりのトラブルについてまとめていきます。
Num Lockとは?
Num LockはウィンドウズPCでよくあるキーです。
これがオンの場合、テンキー(1~9までの数字キー)を押すと数字が入力されます。
オフにすると、テンキーがカーソル移動などに利用できます。
Num Lockの押し間違えを防ぐには?
NumLockキーがデリートキーなどのよく使うキーの近くにあると、よく押し間違えてしまいます。
すると、知らぬ間にテンキーがオフになります。
結果、テンキーで数字を押したつもりで数字が入力されていない事態となり「うっきー!!!」となってしまいます。
現状システム設定で強制的に変更はないようなので、ユーティリティソフトを使うことで常時オンにすることができます。
NumLockLockを使う
NumLockLockは、NumLockキーのオフを監視してくれるソフトです。
インストールすると、タスクバーのアイコンから設定を変更できます。
NumLock以外にCapsLockキーやScrollLockキーも監視。
キーのオフを見つけてオンにする時には音も鳴らす、といったわかりやすい機能もあります。(サウンドをオフにすることも可能)
ウィンドウズ10でも無事動きました。
自動的にPCのスタートアップで起動できるようにもなります。
ダウンロードはこちら。
KeyLockを使う
KeyLockは、常時NumLockキーを監視。オフになったら自動的にまたオンにしてくれる便利なソフトです。
ダウンロードして起動すると、タスクバーにアイコンが出ます。あとはクリックして設定画面を開きます。
NumLock以外にCapsLockキーやScrollLockキーも監視。強制でオンやオフしない場合は「disable」を選びましょう。
ウィンドウズ10でも無事動きました。ただしこちらはPC起動時に自動起動といった設定はないようです。
ダウンロードはこちら。
起動時いつもオフになる?
NumLockをオンにしているのに、ウィンドウズ10を再起動させるとなぜかオフになってしまうというケースがあります。
ログイン画面でパスワード入力などで数字を入れる場合もあるでしょうから、毎度ですと不便です。
レジストリを変更する
一般的にはレジストリ設定の変更でNumLockキーのオンオフの状態を保存しておいて、次の起動でも同じようにしてくれます。
ウィンドウズキー+xでメニューを表示し、「プログラム名を指定して実行」で「regedit」といれて実行。レジストリエディタを起動します。
「HKEY_CURRENT_USER \ Control Panel \ Keyboard」へ移動します。
「InitialKeyboradIndicators」の値を「2」に変更します。
またレジストリ変更だけでうまくいかない場合には、もうひと手間かけると直ったというケースがあります。
再起動後、Num Lockがオフであればオンにして、ログインせずにそのままシャットダウンして起動しなおします。
高速スタートアップをオフにする
なぜか「高速スタートアップ設定」を外すと直るというケースが見受けられます。
「高速スタートアップ設定」は、PCの起動を高速化するための設定のようです。
オフにするには「コントロールパネル」を開き、「ハードウェアとサウンド>電源オプション>システム設定」へ移動します。
これだけでは「高速スタートアップを有効にする」をオフにできないので、まず「現在利用可能ではない設定を変更します」というリンクをクリックします。
すると「シャットダウン設定」で「高速スタートアップを有効にする」のチェックを設定できるようになります。
チェックボックスを外します。
そのうえでPCを再起動して確認してみましょう。
これによって治ったというケースも案外多いようです。
参考:
Windows 10 にしてから起動時にテンキーが使用できず、毎回 Numlock - マイクロソフト コミュニティ