ここではGLB・glTFというファイルフォーマットについて紹介します。
ペイント3Dでは、3Dモデルだけをファイルとして出力することができます。が、対応フォーマットはGLBという聞きなれないものでした。いったいどんなものなのでしょうか。
GLBフォーマットとは?
ウィンドウズ10では、2Dと3D両方扱えるペイントソフト「ペイント3D」が初期状態で含まれています。
「ペイント3D」で3Dモデルだけ保存しようとすると「GLB」形式が初期状態で選ばれています。
聞きなれない形式だったのでネットで調べ見ました。
すると「glTF」形式をバイナリーデータで保存するフォーマットのようです。
「glTF」とは、「The GL Transmission Format」の略称です。
GLとあるだけにオープンGLやウェブGLと相性のいいフォーマットのようです。
3Dファイル形式は座標系などが違う場合があるのですが、このフォーマットならGLと同じ座標系を利用しているようです。
「glTF」のファイルでは、JSON形式も利用されていますが、「GLB」の場合にはバイナリー(データの羅列)で記録しているということになります。
参考:今話題の3Dファイル形式「glTF」でWebGLの表現力を高めよう! - Qiita
バイナリになると、ファイルの読みやすさなどは度外視されます。
テキストエディタでファイルを開いても「a@@3e1???f.acspgkreo...」などの文字列が規則性なく並んでいる感じになります。
GLB対応ソフトは?
glTFビューワー
もっとも簡単なのはオンラインビューワーです。
ファイルをドラッグすると、
表示されます。もちろんマウスを動かしていろんな角度から見ることができます。
ペイント3D
ペイント3Dでは、3Dオブジェクトの読み込み、および3Dファイルへの書き込み両方でGLBが利用可能です。
ただしペイント3Dは保存時にエラーになることが多く、安定性はイマイチに思います。
Blendar
無料ながら最近ではCG映画での利用も進むブレンダー。
オブジェクトのインポート、およびエクスポートでGLBがサポートされています。
データの確認などではブレンダーを利用するほうが安全かもしれません。